Web記事「試行錯誤が論理的思考力よりも重要」
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有識者会議では「プログラミング的思考」が繰り返し言われていました。プログラミング的思考は、将来どんな職業に就こうとも求められる普遍的な力として、ある活動を達成するために、どのように動きを組み合わせればよいか、その組み合わせを漸近的に改善していくこと、つまり、解を試行錯誤的に求めることを狙ったものです。
つまり、いきなり答えが決まっているのではなく、自分で考えて、試してみて、失敗して、という過程を繰り返して答えに近づいていくんだということが言われていたわけです。そして、その結果として論理的思考が培われるというものです。活動の対象も、コンピュータに限定されず、コーディングを学ぶことが目的ではないと強調されていました。
(リンク先より引用)
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書かれていることは、その通りで、
子供たちには、
『試行錯誤しながら答えに近づいていく』
経験とトレーニングをしてもらいたいと思っています。
けれど、
学校や家庭、塾で、この
『試行錯誤的に求める(=プログラミング的思考)』
を伝え、トレーニングするにはどうしたらいいか?
親も子供も先生も、答えを持っていません。
子供たち一人ひとりの人生がかかっているので、
あるアイディアを行ったグループと
そのアイディアを行わなかったグループの
比較実験をするわけにはいきません。
せいぜい、
アイディアAを行ったグループと
アイディアBを行ったグループでの
違いを見るくらいしかできません。
第一、答えも、落としどころも、正解も、誰も知りません。
行きつく先がわかっているかのような、取り組み方はできません。
とするとどうするか?
親、子供、先生がみんな集まって、「主体的・対話的で深い学び」を続けていくしかない。
少し考えてみれば、学校のどの教科も、
「主体的・対話的で深い学び」をして、
「試行錯誤的に求める」
ことができます。
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ただ、時間がかかる。
手間がかかる。
30人の一斉授業ではできない。
(だって、先生がカリキュラムに沿ってぐいぐい引っ張っていくから、
現在、教室で一斉授業が成り立っている。
それが「主体的」なものをベースに、
「試行錯誤的」な方法になったら、人が足りないのは明らか。)
子供たちの方が早く順応するのだろうけれど、
子供たちもやり方を変えるのに時間がかかるし、
まして、先生や親は、もっと難しいんじゃないかな。
(先生や親は、表向きはきれいな形にするのだろうけれど、
「試行錯誤的」は必要だし、
それを隠しちゃいけないとも思う。)
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主体的に取り組むための基本として、
「ゴール」「目的」といったものは大切。
自分が望まないもののために努力させられるのは、誰も嫌なものだからね。
もし、親、子供、先生が取り組むなら、
まずこのテーマについてみんなで考えてからがいいだろう。
『なぜ勉強するのか?』
『勉強する、とはどういうことか?』
ノウハウや技術を覚えることよりも、
必要な時に自分で考える動機をもって、
その場に合うものを見つけ出す行動力を発揮することが大事だと思うから。
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この話題はフラクタルだなあ。
もっとも、先生や親は、
さらにメタな視点で、場をつくる力がないといけないのだけれど、
これも「試行錯誤的」に自分で発見するしかないものだからなあ。
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