考えが違う人が集まることで何ができる?
公開日:
:
et cetera-opinion
民主党の馬淵さんのインタビュー記事が「日刊 SPA!」にありました。
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――今の状態は離散しなかった人々が残ったわけで、同じ考えの人がいるから良い状態と言えるのではないでしょうか?
馬淵:いや、そうじゃありません。考えが違う人が集まるのはダメなことではないんですよ。
(馬淵民主党幹事長代行が政権時代の反省と問題点を分析
http://nikkan-spa.jp/472670
日刊SPA! から引用)
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そのインタビューは、以下のように続きます。
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民主党もあくまでも生活者の視点で、上から目線ではなく、ボトムアップで作り上げていこう――そういった考えを持った人々の政党です。あくまでもマーケットインで、市場からの求めに応じて行政からの施策を作るという考えを共有した人々の集まりです。
(同上)
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私が大切だと感じるのは、最初の引用部です。
『同じ考えの人が集まっているから良い状態なのではなく、
違う考えの人が集まるのがダメなことではない。』
できればさらにもう一歩踏み込んでいただいて、
『違う考えの人が集まるから、提案が鍛えられ、より良い結論が得られる。
ただし、単に違う考えを持っていて批判しあうというのではなく、
「いい国にしなきゃな」とみんな思っているからね。
その上で、皆考え方が違うんだ』
(若狭が、創作した言葉です)
と言っていただけると、もっと素敵だったと感じます。
「日本人は」と、ラベル付したくありませんが、
私の周りの日本人を見ていると、
「同じ考えの人同士が集まって、対立のない穏やかな場を作ろう。
それが幸せ」
と多くの人が思っているようです。
「日本人」って、もしかすると、
「意見が合わない人には、かなり攻撃的で、
言い出したら自説を曲げない」
民族なのかもしれません。また、
「意見を出し合って、
妥協点は探るけれども、
双方が満足する、より良いものをつくろうという手間を惜しむ」
民族なのかもしれません。
「妥協点」は、「我慢する」と同じ意味なので、
クリエイティブさ(創造性)は微塵も入っていないので、
私たちはそれからどれだけ避けられるか、をお伝えしています。
新しい潮流は、もちろん起こってきています。
私(Yoshi:わかさま)も、その中にいます。
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政治家の言葉の中に、「多様性」についてのお話があったので、ひと言述べたくなりました。
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