「コンピテンシー」余話
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「コンピテンシー」「行動特性」と聞くと、その行動をすれば実績が上がるような気がします。
けれど、まず一つは、
・実績を上げられた行動の陰に、直接関係なさそうな行動がたくさん隠れている。
場合によっては、それは失敗行動かもしれない。
そして、これは人が勘違いしやすいことなのですが、
・その行動をしたから、実績が上がったのではなく、実績が上がった時に
たまたまその行動をしていただけかも知れないし、
確かに、因果関係がある場合もあるだろうけれど、
原因と結果の順番を思い込みで考えていないか、
何段階かを経由した関係があるだけではないか。
といったものもあります。
そして、
・実績を出した人の振舞いと、自分の振舞いと、同じことをしても
同じ実績が得られるとは限らず、自分の振舞いパターンを探し出さ
ないといけない。
コンピテンシーをまとめる側の人は、「まとめること」に関心があるけれど、「別の人が身につけるためのこと」「それがその人にとって適切かどうか」にはあまり関心が無いような印象を持っています。
暗黙の言葉で、『自己責任』と言われていると感じたことがありました。
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