滋賀県知事選挙は、7月13日に投開票です。
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et cetera-opinion
本来、滋賀県の話題は、私が運営している滋賀県の気になることを集めたBlog『若狭の発見、発掘、街あるき( http://hito10ikimono.shiga-saku.net/ )』に書いています。
でも、今回書こうとすることは、『お気楽な街歩き』のお話ではありませんので、こちらに書くことにしました。
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そう、「滋賀県知事選挙」が7月13日(日)に投開票されます。
それのお話です。
出典を忘れてしまったのですが、
最近あるところに、滋賀県知事選挙についての記事がありました。
覚えている要点を記すと、
~~~~~~~~~
現嘉田由紀子知事は、元民主党の三日月候補と「チームしが」を組んでいる。
組んではいるのだが、自民党としても、民主党としても、「嘉田さんが滋賀県知事でなくなる」という意味では、ともに目的を半ば達成した状態である。
~~~~~~~~~
とありました。
漠然と感じていて不安が、まさにそこだったことに、気づいて愕然としたのでした。
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直接お会いしたわけではありませんし、ましてや相談を受けていたわけでも、政治力の成果をチェックし続けていたわけではありませんので、ご了承ください。
【良かったところ】
●JR新幹線栗東新駅の新設取りやめ
●ダム計画の中止
●ダムに頼らない治水政策を進めようとしたこと
●卒原発
●原発隣接自治体としての権利の主張
●県知事として「華」があった
●柔軟性は大事だと示した(Ex.新幹線新駅、やっぱり考えてみよう)
【望んでいなかったところ】
●「日本未来の党」発足
ここまで書いて、本当に何も知らないんだなあ、と気づいたので、実績についてはこのくらいにします。
最近は便利なインターネット検索もできるので、そちらをご覧ください。
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世間話的には、
「もっと自分の応援団となる与党を議会に持たないといけないよな」
「そうは言っても、滋賀県の県民性か、議員の特徴かわからないけれど、
”もらえる物は何でももらっとけ”
”要らない物でも貰っとけ”
”他と同じような、ビルとか、大きなショッピングセンターとか、きれいな駅ビルとか
作ってもらえ”
という人たちだからな。分かり合えなかったかもしれないな。」
「 “ダムのために移住させられた” って、嘉田さんの時にダムを決定して、移住させたわけ
じゃないのに、八つ当たりだよな。
これまた県民性かも知れないし、報道で曲解されているのかもしれないけれど、
”被害者意識が強い” 人たちを相手にするのは大変」
なんてことを思いますが。
”何でももらっとけ!” は、近江商人の商売人気質からも始まっているような気がします。
ただし、昔は、
「入れるところをしっかり入れさせてもらって、出すところはしっかり出す」
(無駄な経費は極端まで削り、お金を払えるところからはしっかりと受取り、
お金儲けもしくは地域のための「投資」と判断したところには、大金でも投資する)
といったところだったのでしょうが、形だけその文化が続いているように感じます。
何の話だ!!
だから、嘉田さんも苦労されただろうな、と思う訳です。
ただ、野次馬的に嘉田知事の動向のうわさを聞くと、周りの人の意見を聞かなくなったとも聞きます。
別に聴かなきゃならないわけでもないし、古くからの知人の意見を聞くというのは、それこそ悪しき政治家のやることです。
気の毒に思うのは、おそらく
「自分の胸の内を遠慮なく打ち明けられる人が周りにいない(ように思われる)」
ことなのでしょう。
「中小企業の経営者もみんなそんなもんだ」
という意見もあるでしょうが、そんな状況を作っているのは自分です。自分の責任です。
社内や家族、友人でそうできないのは、自分の責任です。
だからといって、「異業種交流会」と称して酒を飲んでいてもしようがありませんが。
あらゆること、ダークなことを話せる相手として、守秘義務を守ってくれる人の
一例として、「コーチ」というカテゴリーの仕事をする人も出てきているのに、使おうとしないのは、自分の責任です。
で、やっと本題に近づいてきました。
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実際には、嘉田さんは、コーチ、もしくはそれに類する人と話をする機会を持たれているかもしれませんが、
「私が、ただ話を聴く。
ほかの人が、自分のエゴで捻じ曲げてしまうようなフィードバックもまっすぐする。」
私がこれをして差し上げられる関係であれば、もっと長くの間、滋賀県知事の職を続けていただけたのではないか、と思うのです。
その、後悔の気持ちをぬぐうことができません。
それに、私とのコーチングの有無と関係もなく、
単なる「たられば」の話ではありますが、
今回出馬されていたら、当選されたのではないかな、とも思うのです。
以上、嘉田由紀子さんが滋賀県知事選挙に出馬されなくて、とてもとても残念だ、というお話でした。
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