「子供の学習習慣をつけさせる」ために方便として「強制」も必要?
公開日:
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最終更新日:2017/07/18
子供達の学ぶ心
「子供の学習習慣をつけさせる」
というと、
「毎日机に〇時間座らせる」
「学校から帰ってきたらすぐに宿題を済まさせる」
「定期試験や夏休みの宿題は、計画的にできるようになる」
ことを思い浮かべがちです。
子供に期待していることをぼんやりと考えているときはそうでもないですが、
並べて見比べると、
「ともかく終わらせる」
「勉強は面倒なもの」
「親の手間がかからないように」
といった、『エゴ』が見えてきます。
わからないでもないですが、それは子供のための話ではないので、いったん脇に置きましょう。
~~~~~~~~~
以下は、最近Facebookに書いた文章の一部です。
> コーチングを受けようと思わない人のクライアント力を上げることができないのと同じように、
> 将来を考えたいと思っていない子供たちの将来を描くサポートをできないのも事実。
2文目は、子供が、
・自分で目標を決める
・そのための手段を考える
といったことを想定しています。
でも、これも含めて、
・自分なりの勉強スタイルを見つける
・まるで「習慣」のように、勉強の方法を身につける
これは、「勉強のスキルを身につける」ことと一緒です。
スキルは、トレーニングで身につきます。
トレーニングは、その都度頭で考えなくても、必要な行動を選んでできるようにすることです。
トレーニングに役立つのは、コーチングです。
~~~~~~~~~
コーチングは、引用した文章のように、
「クライアントには、コーチングを受けようとする意志が必要」
とされています。もっと極端な言い方をする人もいます。
でも、「子供に学習習慣を身につけさせる」って、
本人の意思を待っていたら、いつになるのでしょうか?
大人であっても、「学習習慣を身につけたい」って、どれくらいの人が、いつ、願うでしょうか?
大人と子供の違いは、
子供は、
・強制であっても、ある程度は受け入れてくれる。
・反応が素直である。
・結果がわかりやすい。
子供だからって、強制していいわけではありません。
むしろ、丁寧に意思と感情を拾い上げていかなくてはいけません。
それを忘れていはいけません。
~~~~~~~~~
その上で。
「クライアントの意志」は、
成果を最大にするために必要で、
他人の習慣や潜在意識にかかわることの倫理的な課題、
クライアントがマイナスの結果を得た時にコーチが自分を守る法律的側面
クライアントから料金を頂戴するビジネス的側面(コーチのトレーニングのためには、金銭と時間の投資をしてきたので回収する必要があるし、高額になる)
のために必要なのでしょう。
~~~~~~~~~
「習慣」となっていることは「スキル」です。
「スキル」は、トレーニングで身につけることができます。
トレーニングは、「自分の意志」と「トレーニングせざるを得ない仕組み」の両輪で行います。
~~~~~~~~~
以下は、僕が今思っている一つの視点の意見です。
一般には、タブーだったり、否定される考え方です。
今後、意見が変わることもありますことをご了承ください。
コーチングでは、「クライアントの意志」の比重を大きく考えすぎているのかもしれません。
コーチングを受けようと思わない人、学習習慣を身につけようと思わない子供
意思を尊重していたら、おそらく一生その機会はありません。
ワークショップなどに誘うのも、「意思を尊重する」から外れるように思います。
「誘って」
「本人が了承して参加して」
「楽しい気持ちになって、自分の課題の解決法がここにあると思って」
「コーチングを受けようと思い始める」
「意思を尊重した」とはいえませんし、誘導です。
「よかれと思って」も、誘導は誘導です。
これまでの学校教育のカリキュラムも誘導でした。
そして、誘導でもしないと、知る機会がなく、トレーニング法を知る機会もなく、トレーニングすることもない人は大半です。
そもそも、「知らない」ときには誘導されないと、知る機会もありません。
通常のコーチングは強制はよろしくない、
という意見には10点満点の8点くらいの高い割合で賛成します。
でも、学習習慣を強制的につけさせるのをよろしくない、と否定するのは、
10点中2点くらいと、ほとんど賛成しません。
方便として、その時は理解されず、反発され、嫌われても、
強制的に学習習慣を身につけさせる、のは必要だと思います。
先生の側に、味方がいない中で
くじけずにやり続ける体力、気力もまた必要です。
学習習慣がそれでよいのであれば、コーチングも同じと言ってもいいでしょう。
あくまでも『方便』と十分に理解して実行できる、
コーチングや学習習慣への深い理解と、
関わる人への愛、
姿勢を貫き続けられる、気力、体力が必要で、
「方便」があれば「本当のこと」があり、
「本当のこと」も伝えられること、が大事です。
~~~~~~~~~
結論
「本当のこと」を、学習習慣もコーチングも
相手の身についた段階で相手に伝える力があり、
相手も受け取れるのであれば、
「方便」として、強制したり、むりやりやらせることも一つの方法。
子供だからって、強制していいわけではありません。
むしろ、丁寧に意思と感情を拾い上げていかなくてはいけません。
それを忘れていはいけません。
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