アカウンタブル(主体性)な行動とそうでない感情が同居可能
公開日:
:
et cetera-opinion, 子供達の学ぶ心
昨日、京都チャプターの仲間との雑談の中で。
~~~~~~~~~
(そのメンバーの話)
アメリカに行って学んだのだけれど、
その時、ワークショップのファシリテーターをするときがあった。
日本のように指名しないと意見を言わないということはなく、
質問の時間とも言っていない時にでも
挙手して発言を求めてくる。
それの一人や二人ではなく、かなりの人数。9割以上かも。
で、その意見には「自己主張」はある。
けれど、「自分の責任の下で話そうとする内容が起こったのだ」
とはならず、
「ほかの人のために、こんなことになった体験がある」
と、『他責』の意見が多いらしい。
~~~~~~~~~
今僕は、
「主体性」
「自主性」
が本人にあることに、本人に許可をいかに出してもらうか
をテーマにしている。
(「自主性を持たせ、主体性を持った行動や発言をさせる」
という言い方は、
結局、その本人に「自主性」「主体性」が無いことを前提に
「命令してでも」持たせる、
という訳の分からない状況を生み出すので、
表現はともかく、
「本人自ら」を念頭に置いた言葉で書いた)
一応、
accountability=主体性
とするが、
「自己責任のない主体性」
ってどうなのかな、と思う。
もちろん、「方便」「練習」ではあるので、
行動から変えていくのは方法として間違っていないのだが。
『主体性がある発言姿勢、表現方法』
『主体性がある感情、判断、伝えたい言葉』
この間には、違いがある。
コミュニケーションのトレーニングしている人は、前者をできるんだ。
で、テクニックとして後者を上手に隠そうとするんだ。
例えば、ポジティブな表現を使ったりして。
関連記事
-
-
「スター」との異文化交流
このBlogは、「人の役に立つために」などと考えずに書くと決めているので、続けてもう1本。
-
-
小中高校時代にも「自分で切り開く体験」をしよう
僕はロボット教室の運営をしているのですが、 生徒たちと話していると、どうしても 『塾』 のことを無
-
-
Web記事「試行錯誤が論理的思考力よりも重要」
プログラミング教育では、試行錯誤が論理的思考力よりも重要青山学院大学客員教授の阿部和広氏http:
-
-
勉強するってこういうこと・・・アリの研究を例にして
大学・・・・だけじゃないけれど、研究することの面白さを紹介しよう。 「勉強する」って、すでにわかっ
-
-
生徒自身が周辺住民とのトラブルを解決する仕組みをつくった
SPA!に、こんな記事がありました。 高校生が日本初の「騒音トラブル解決モデル」を発足。周辺住
-
-
「子供の夢」を聴くのは難しい
大谷由里子さんがこのような記事を書かれていました。 (やすきよのマネージャもされていた、元吉本興業
-
-
社会のできごとを反省する?誰かを吊し上げる?
フィンランドで大量殺人があったときは、大反省会だった。自分たちの教育の何がわるかったのか、自分たちの
-
-
ニュースの背景を知らないと・・・
なぜ中国人が騒いだか。http://isumi.rail.shop-pro.jp/?eid=2722
-
-
『昨日まで世界になかったものを。』(旭化成のCMシリーズ)
朝日新聞の「CM天気図」で紹介されていた旭化成のCMです。 旭化成のWebサイト内
-
-
Web動画『学校を飛び出した子供たち_フリースクールのすごさ』
学校を飛び出した子供たち_フリースクールのすごさ20160220houdoutokusyuhttp:
PREV :
「反対運動をする自信も勇気もおそらくない、だからこそいまのうちにやらなくては」
NEXT :
トランプ大統領令