『短い目で見れば嘘は引き合う』?
公開日:
:
et cetera-opinion
内田樹「『短い目で見れば嘘は引き合う』の解釈が現実的だと人々は考えるようになった」
https://dot.asahi.com/aera/2018022800026.html?page=1
> “Honesty pays in the longrun”「長い目で見れば正直は引き合う」
内田樹「『短い目で見れば嘘は引き合う』の解釈が現実的だと人々は考えるようになった」
「長い目で見れば正直は引き合う」と
『短い目で見れば嘘は引き合う』との間に矛盾はない。
「嘘」 を 「方便」 と言えば、ますます。
※「方便」は、本来の意味の、「仏とのご縁をつなぐため」や類似の意味で。
嘘をつき続けるのは大変。僕は無理。
だから、正直な言葉を使うようにしている。
その場しのぎの社交辞令は使わない。
そして、使わせない。
社交辞令を使うと、
その場は穏やかに流れるが、
その後常に忖度し続けないといけなくなる。
それをするのは大変だし、
それをしない人は信用できない。
コーチ仲間で、たまにこういうことを言う人がいる。
「時代がだんだん速くなってきている」
その人の仕事量が増えているからそう言っているだけだと思うが、
もし本当にそうであれば、「嘘」 をついてでもその場を切り抜けていかなければならない場面が多くなるはず。
『短い目で見れば嘘は引き合う』
ということなんだろう。
嘘をついて、つじつまを合わせ続けるのはしんどいから、正直でいた方がいいと思うけどね。
なお、“Honesty pays in the longrun”「長い目で見れば正直は引き合う」は、
ことわざというよりも、「英語の例文」としてよく使われているようだ。
ことわざは、有識者や国が決めるものではないから、本当にことわざかもしれないが。
とにかく、
嘘でもついて速く回していかないといけない時代を生きるのと、
ゆっくりと正直に生きる時代を生きるの。
どちらを選びますか?
関連記事
-
「いやいやながらの政治活動」
> どうして学問や芸術といったそれ自体非政治的な動機から発するいわばいやいやながらの政治活動があって
-
社会のできごとを反省する?誰かを吊し上げる?
フィンランドで大量殺人があったときは、大反省会だった。自分たちの教育の何がわるかったのか、自分たちの
-
ロボプロ講座で「スケジュールの自己管理」を促しています
ロボプロ講座の生徒さんに対して、「スケジュールの自己管理」を言っています。 小中学生に、「受け身じ
-
捨てるほど「恵方巻」を作っている日本は不思議
恵方巻き、大量廃棄の現実 店頭に並ばないケースも…https://digital.asahi.com
-
エイプリル・フール日の記事
昨日(配信時では一昨日)、「Core Infinity 通信」に書きましたエイプ リル・フール記
-
考えが違う人が集まることで何ができる?
民主党の馬淵さんのインタビュー記事が「日刊 SPA!」にありました。 ~~~~~~~~~~~
-
アイスブレイクが一杯詰まったサイト紹介
「仕事のプロのためのコーチング技術」にかつて書いた記事の再掲です。 「アイスブレイクが
-
コーチング、NLPの学び方
【質問】 ある方から、「NLPを学んで、現在やっている仕事のメニューにコーチングを追加したい」
-
「好き・やりたいがない人は仕事をしないでもいいか」問題
好きなことを仕事にしよう、に異論がある方へhttp://www.mizunohiroshi.com/
PREV :
「他人に与えてもらう夢は『娯楽』と呼ぶ」
NEXT :
京都チャプター3月例会『承認』で体験した「承認」