宝くじに当たったら?
公開日:
:
最終更新日:2016/09/05
et cetera-opinion, 子供達の学ぶ心
先日、ロボット教室の生徒さんとの話で、こんな話題が出ました。
生徒「もし宝くじで8億円当たったら何に使う?」
若狭「う~ん、エボラ出血熱の研究費として寄付するかな」
その生徒さんが求めている傾向の答えではなかったようで、話はそこで終わりました。
でもね、他にもいろいろ思いついていたのです。
●世界のどこかの、勉強する場がない子供たちのための学校
●日本で、ADHDなどと言われて除外されがちの子供たちが、他人と比較しなくてもよくて安心できる場、そして自分の才能を発揮できる場、学ぶ場
そして、これはお金の規模はもっと小さくてもよいことです。
●ロボット教室に、家庭の経済的事情で来れなくなった生徒さんへの資金援助
文字通り、ロボット教室から、上のクラス「ロボプロ」に進めない生徒さんを何人も見てきました。
本人にやる気があって、「ロボプロ」の世界を堪能、探求できそうと思えるのに、家庭の経済的事情だけで来れなくなるのは、とても残念に思っています。
年齢関係なく、いつ始めても構わない、とも思います。
それが大学であっても、大学から卒業してからであっても、場合によっては定年退職後であっても構わないでしょう。
ですが、
「今のその気持ち」
「今の柔軟な頭から生み出される可能性があるもの」
を考えると、『惜しい』。
ビジネスでやっている民間団体なので、例えば奨学金のようなシステムをつくるのは簡単です。
でも、私は経営者でも何でもなく、教材を提供する大元でもなく、単なる一講師なので、そのような決断をできる立場ではありません。
さらに、組織が大きくなったら、「奨学金」の機会を等しく与えないといけません。
「人を選抜する」のは難しいですよ。
「今の能力」の基準だけで選んでは、今回の記事で書いている生徒さんが選ばれない可能性があります。
生徒さんを大胆に区分けすると、
「秀才タイプ」
「突き抜けた秀才タイプ」
「天才タイプ」
「普通タイプ」
私が応援したいのは、「秀才タイプ」「突き抜けた秀才タイプ」「天才タイプ」で、家庭の事情でロボプロに進めない生徒さんです。
もちろん、すべてが方便であり、どんな脱皮のきっかけがあるかわかりませんので、
一般的な意味で「遊ぶため」に来ている生徒さん、「おもちゃを手に入れるため」に来ている生徒さんといった、『普通タイプ』の生徒さんも大切です。
ただし、そういう生徒さんは、ロボプロに進まずに、市販のロボットおもちゃを買ってもらった方が家庭としては安くて済むよなあ、と思います。
だって、
「ロボットに自分が望む通りの動きを思いつき、
それを実現するためにプログラムを書き、
動くようになるまでデバッグ(プログラム修正)する」
のって、大変ですよ。
テキストに答えが書いてあるわけじゃないし、講師が答えを知っているとは限らないし、「自分で正解を決める/見つける」って、一般的な意味の「遊び」だけではできません。
飽きてくるし、面倒くさくなってきます。
失敗した時の責任を自分で引き受けるのって、「遊び」だけではできません。
そんな時に、寝食を忘れて夢中になる、「だって好きなんだもん」という気持ちからの「遊び」であれば乗り越えられるのですが。
ともかく、
「秀才タイプ」「突き抜けた秀才タイプ」「天才タイプ」で、家庭の事情でロボプロに進めない生徒さんを応援するプログラムを、
『宝くじに当たったら』
はじめたいなあ、と思ったのです。
私個人が管理する奨学金であれば、生徒の選び方も好きにすればいいでしょうし。
公的な団体じゃないので、
「堂々と、えこひいき」
でもいいよね、と思います。
そうそう。
元々は、「宝くじに当たったら」という話ではなく、
『寄付を募って、基金をつくれたら』
と思っていたのでした。
関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら、問合せください。
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奨学金の内容は以下の通りです。
●ロボット教室修了生
●支援金額は、「教材費相当額」
●主旨に該当する生徒
●1回以上、ロボプロ教室に出席すること
たとえ大変でも、家庭から支出できる生徒さんは、今回の奨学金構想の該当者ではありません。
--------------------
協賛していただける方お待ちしています。
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