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ロボット教育、プログラム教育で、「目的としていないもの」を手に入れろ

公開日: : et cetera-life, 子供達の学ぶ心

ロボット教育、プログラム教育を
文部科学省は、2020年から小学校以上の必修にしようという案が出ているという。

それについて、下記のような取り組みや意見がある。

「ロボット教育」は、子どもをどう伸ばすのか
世界大会で優勝した奈良の中学校で聞く
http://toyokeizai.net/articles/-/76590

必修化盛られた小学校のプログラミング教育の問題点とは
同志社大学教授・三木光範
http://www.sankei.com/column/news/160801/clm1608010006-n1.html

機会をみて、詳細な議論をする、
もしくは、適切な教育プランを提案したいとは思っているが、
今回はメモ。

~~~~~~~

ブロックを使った「ロボット教室」、
Arduinoという、ロボットを作る時の標準的なマイコンボードとプログラム言語を使った「ロボプロ講座」
の先生をしていて理解できていることを記す。

・ピタゴラスイッチのように、物を組み合わせただけで動きを作るのも
「ロボット」。

・世の中的に、「ロボット」が「プログラム」に行きがちで、
 上記のような「ロボット」を作る才能がある子どもが、世の中の評価基準では落ちこぼれてしまうことがある。

・「プログラム」には流行や進化があるので、ある一つのプログラム言語を覚えることに意味はない。

(参考:「ロボット教育」は、子どもをどう伸ばすのか
世界大会で優勝した奈良の中学校で聞く
http://toyokeizai.net/articles/-/119790

・ただし、「プログラム」の考え方は共通だから、無駄にはならない。

・さらに、場合によって「プログラム」を使い分けることがあるので、学んでいて損はない。

・一般の人にわかりやすく「プログラム」と言っているときでも、
 「矛盾がない動作」
 「動作の順番」
 「一緒に動作させる組合せ」
 「緊急停止や例外」
 を考えることを表していることがある。

・それを「フローチャート」「論理思考」と言いたくない。
 その言葉を使うだけで拒絶反応をする子供がいるから。

・結局、「プログラム」を書くことができなくても、
 「矛盾がない動作」
 「動作の順番」
 「一緒に動作させる組合せ」
 「緊急停止や例外」
 これらを、ほかの人に説明できればいい。

・そしてそれは、
 「とにかく伝えよう」とすること。
 「間違いに気づいたり、指摘されたら、感謝を伝える」こと。
 「相手を巻き込んで、お互いが得意な方法で次の手を考える」こと。

ができればいいだけだと思うのです。

~~~~~~~

「手に職」というのは、食いっぱぐれがなくていいけれど、
同じような技術を持つ人が大勢いたら、
一部分で少し能力が劣っているだけで、仕事がなくなってしまうし、
給料を安く買いたたかれます。

あまり、国の「技術者養成」の話には乗らない方が幸せだと思います。
(例えば、介護職、弁護士、医者、英語教育など)

もっとも、そういう国の施策に乗っているふりをして、
 「矛盾がない動作」
 「動作の順番」
 「一緒に動作させる組合せ」
 「緊急停止や例外」
を考えられるようになって、

 「とにかく伝えよう」とすること。
 「間違いに気づいたり、指摘されたら、感謝を伝える」こと。
 「相手を巻き込んで、お互いが得意な方法で次の手を考える」こと。
といった技術をちゃっかり身につける

ということが、賢い生き方です。

~~~~~~~

一番最初に書いた、

・ピタゴラスイッチのように、物を組み合わせただけで動きを作るのも
「ロボット」。

これができる子供たちを、振り落としてきたと反省しています。
この子供たちが輝く場をつくる責任が、僕にはあります。

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