今まで経験したことがない新しい体験とは
公開日:
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最終更新日:2017/02/18
et cetera-life
> 根本的な新しさはひとつしかない。そしてそれはつねに同じ新しさである。すなわち死。
> ヴァルター・ベンヤミン
(折々のことば 選・鷲田清一)
上の文章だけだと何を言っているかわからないが、
鷲田さんのコメント
> 永遠に古びないものとしては、どうあがいても体験できない自己の死と、もう一つ、絶対に共有できない他人の体験しかなくなる。
(リンク先より引用)
を見ると、
「新しいもの」 = 「これまで経験したことがないもの」
ということのようだ。
哲学者の伝えようという意識のない言葉遣いは脇に置いておいて。
~~~~~~~~~
新しいものを欲しがり、
新しいものを提供しようとする。
日本人の誰でも、旬の食べ物やファッションの先取りを求め、
旬の時期や旬を過ぎたころには話題にされなくなる。
(旬の時期の食べ物は、おいしくて安くなるからありがたいのだけれど・・・)
これまで営業していなかった正月からの小売店の開店など
計算が合わないような安価での提供などで、
「これまでなかったこと」を提供しようとしてきた。
「新しいもの」でないと、注目されないのは事実だから。
究極の「自分がこれまで体験してきていないこと」って、
「自分の死」と「他人の体験」
しかない。
でも、「体験したら元に戻れないこと」
「絶対に体験できないもの」
があるというのは、救いだな。
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