今の時代を生きるには「よほど好きなことをする」
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et cetera-life
> 日本は一位とか二位とかを争う野暮(やぼ)な国じゃなくていい。「別品」の国でありたいと思うのです。
> 天野祐吉
(選・鷲田清一)
折々のことば より
天野祐吉さんの有名な言葉。
それはともかく、
日本が「成熟」を目指すか、「成長」を目指すか。
本当なら、「成長」~「成熟の終わりまで」のすべてを体験してきた人がいるなら話を聴くのが一番なんだけれど、人の命は短くて。
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「成長」期は、何も考えていなくても成長して、あたかも自分が何かをしたかのように勘違いしても大丈夫な時。
あるものが成長したら、同時にほかのものも成長して、得られるものが多いので、不満を持っていても、一つにまとまることができる時。
「成熟」期は、かなり工夫をしないと成長ができないし、視点を変えないと成長しているかどうかもわからない。
考えること、やること、状況の理解の仕方、そのすべてが「その人」の成果になる。
よほど考えるか、よほど好きなことをするか、よほど自分の直感を信じて生きるか、しないと得ることができない。
逆に言えば、人それぞれが個性を発揮するしかない。
そして、その多様性を当然とする社会になるしかない。
「一つにまとまる」とは、「目標」に対してで、「やり方」ではない。
その上で、その人の貢献をきちんと評価しないといけない。
ので大変ではあるが、
自分に「よほど好きなことをする」を許してやれれば、
「成熟」の時代は豊かな人生を過ごせる。
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