*

話が続くような終わり方で話す?

公開日: : 最終更新日:2016/10/29 et cetera-life

> あのまだるっこいような、圭角(けいかく)のとれた関西弁は、「論争」や「処断」の言葉ではなく、「話し合い」の言葉なのである。
> 小松左京
 (折々のことば 選・鷲田清一)

小松左京さんの言葉は嬉しい限り。

でも鷲田さんのコメント
「私も大阪出身の友人に、発言は次に話が続くような仕方で終えなければならないと言われたことがある。」

には、これってどうよ?と思った。

このような発言の仕方が許されるのであれば、
その人の真意をわかっていないとその場が円満な場にならない。

賛成にしろ反対にしろ、
意図がわからないと、その人の言葉の後で話を続けることができない。
わかっても、反対はなかなかしづらい。

人のコミュニケーションスタイルを分けるタイプ分けにはいろいろあるが、

相手の意図をわからないなあ、と思うことが多いし、
わかったとしても、・・・・結局、人の本心って、身も蓋もないことが多い

賛同できなさすぎるほどの考え方の違いがあると、
それを上手に返す言葉をその場で見つけることはなかなか難しい。

~~~~~~~

冷静に考えて、

「発言は次に話が続くような仕方で終えなければならない」

これって、どういう目的があるんでしょう?

口を挟ませない?
反論させない?否定させない?
「話をする人」という立場を他に誰にも譲らない?
権力を持っていることの誇示行為?

そんな話し方をする人が体験を話す場で延々と話し続けて
以前困ったことがありました。
ほかの人は気にしていなかったようですが。

やっぱりそこは、端的に、結論と、まだ言い切れないことを明確に分けて話してもらいたいものです。

Follow me!

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

『誰にも「求められていないこと」』をして、『なぜルールを破ったかを説明する』

> 私がMITメディアラボで「求められていること」は、誰にも「求められていないこと」をやることだと確

記事を読む

縦と横

> 世の中、基本的にはタテ社会ですからね。それを普段の友人関係や家族関係、会社の中などでもヨコに変え

記事を読む

「悩む存在」は宝

> 「悩む存在」が生まれることを回避するのではなくて、それをつくり出すのを得意とするのが、アーティス

記事を読む

ロボット教室の生徒諸君 その6

ロボット教室の生徒諸君 ロボットづくりは、 ロボットを作ることじゃなくて ←こんなの当然

記事を読む

人は意味を考えている?関係を見ている?

AIの弱点は「意味の理解」 東ロボくん研究・新井紀子さん 寄稿記事。 AIは、パターン分析を

記事を読む

Web記事『数IIIの知識を駆使して描いたドラえもん』

flikr0794 / flikr[/caption] ロボット教室の先生をしています。

記事を読む

五七五で失言はなくなる?

 「武田鉄矢・今朝の三枚おろし http://www.joqr.co.jp/takeda_pod/i

記事を読む

「今」の時代を後でわかるように記録する

> 街のショーウインドーの品物を歴史博物館の陳列品と同列に見るのである。 > 今(こん)和次郎

記事を読む

新年おめでとうございます

記事を読む

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。 (デイタイム・ショート・コーチン

記事を読む

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。 (

Vol. 122 [「老害」って人のことを笑えない]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

Vol. 121 [「コーチングのエッセンスを体験しよう」を開催して]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

それは美しいか?

武田鉄矢 今朝の3枚おろし「経営者のアートとサイエンス」(

樹木希林さん

【樹木希林さん】  亡くなって1か月半にもなって、それも

→もっと見る

  • 「メール通信」読者の方は、体験ミーティング(3,000円/45分)が1回無料です。
  • 素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ
    若狭 喜弘(Yoshi:よし)
    です。

    素の自分をさらけ出せる、安心・安全な場『原点』をまだ持っていない人と一緒に『原点』を創っていくのが、私の役割です。

    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

PAGE TOP
PAGE TOP ↑