「悩む存在」は宝
公開日:
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最終更新日:2017/01/09
et cetera-life
> 「悩む存在」が生まれることを回避するのではなくて、それをつくり出すのを得意とするのが、アーティスト……なんじゃないか。
> 藤浩志
(折々のことば 選・鷲田清一)
「悩む存在」は、実は宝です。
レクリエーション施設やアトラクション施設でなければ、お客さんが何を求めて集まるか。
「ほかにないもの」です。
それは、「悩む存在」で取り去りたいものかもしれません。
でも、それがあるから、その地域が特徴づけられています。
それに、自分たちが好いていないものにほかの人に好いてもらうことはできません。
理解することです。
その前に、その地域では「好いていないもの」「悩む存在」は隠されているかもしれません。
だから、外から来たアーティストはそれを掘り起こす役目があります。
アーティストは、もしかすると「人」であってはいけないかもしれません。
もっとニュートラルで、もっと無垢で、もっと子供で。
むしろそれを受け入れないとね。
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