*

教育困難校での教育方法は知らないけれど・・・・・

公開日: : 最終更新日:2016/11/09 et cetera-opinion, 子供達の学ぶ心

モンキー高校と侮蔑される教育困難校の実態
スマホを回収しなければ、授業は完全崩壊
http://toyokeizai.net/articles/-/140774

およそ偏差値40台前半以下の普通科の高校、いわゆる「教育困難校」についての記事。

今いる生徒を何とかしないといけないけれど、
対症療法的に僕に何かできるか?
と問われても、思いつくことはない。
もしかしたら、スポーツでもダンスでも、
フィジカル系(肉体動作系)で全国大会レベルの指導力がある先生が来れば、多少は変わるかもしれない。
ドラマや映画の世界ではあるが。

~~~~~~~
彼らは家庭環境や、学校の教育環境、さらには周囲に気付かれなかった病気や障害などの理由で「教育困難校」に入るしかなかったという点だ。
(記事より引用)
~~~~~~~

高校に入る前に何とかしないといけない。
というか、
こうならざるを得なかった子供たちが、
「教育困難校」
に行っていると考えた方が理解しやすい。

言っちゃ悪いが、
保護者、学校、周りの大人たちが、
こうしてしまった。
そうせざるを得なかった。
ほかの方法を知らなかった。
ほかの方法を、金銭的に実現できなかった。

それは、その保護者、学校、周りの人たちが、
それしか方法を知らなかった。
ほかの方法をする人間的な学びをする機会がなかったから。
子供の頃の周りの大人が、
育てていなかった。
ということだと思う。

だから親の親も、
先生の先生も、
周りの人の周りの人も、
何とかしないといけない。

原因はそこまでさかのぼる。

------------

過去のことはともかく、
本来子供は、
ずるいけれど「善」で、
悪意はなく、
ひねくれていない。

そのまま、育ててやればいい。

~~~~~~~

その後の、大人でも、
教育困難校の授業風景の延長線上のような人はいる。
言葉は通じるので、表面的には約束を守ってくれるようにはなる。
けれど、
他人に対して信じていない。
先生や講師を信じていない。
自分自身も信じていない。
というか、本音と建て前を一致させた行動をしたら、生きていけないと考えていて、
ほかの人も、みんなそうしていると、無条件に信じている。

そんなことじゃ幸せじゃない。

教育困難校の生徒のふるまいは個性的なように見えて、どこかで聞いた話。
どこかの学校の誰かと同じ。
まったくカッコよくない。

というのを気づいてほしい、という思いと、
気づいたら、変わって欲しい、という思いがある。

少なくとも、ここだけを見ても、何も解決できない。

------------

※実は、ロボット教室の授業でも、
 なぜか記事のような教育困難校の授業の前後のようなクラスもあります。

 「学校や家庭で、ねじれたことを学びつつあるなあ」

 と思うのです。

 だから、今気づいた僕が対応する責任を感じて、教えています。

 コミュニケーションの基本を理由とともに教え、
 自分の手を動かして学ぶことの楽しさを感じるように
 心がけています。

 彼らにとっても、その方が楽にいられるはずだから。

 強制停止、命令、指示、理由を言う、問いかけ、待つ、承認する
 あらゆる方法で伝えています。

 成長段階、学習段階が様々なので、
 「ほめて、穏やかに」だけでは相手に届きません。

 もちろん、僕が王様ではなく、
 主権は彼らにあると、
 自分のためにどうしたらいいか考えろと、
 直接的・間接的な言動で合わせて伝えています。

 気持ちは、
 「ここから改めてスタートしたらいいから」
 なんです。

Follow me!

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

先生がまず「疑問が思い浮かぶ喜び」を全身で感じる

9月末までの原稿のために調査したこと。 星座早見板の東西南北、 地区別星座早見板の違い、

記事を読む

京都チャプター3月例会『承認』で体験した「承認」

テーマ  組織活性化コーチング実践編2       ~チームメンバーの『つなぐ力』を強める~    

記事を読む

no image

「商売指南書 新井流」1回目読了

商売指南書 新井流  1回目読了。  「お客様のために」この言葉は何度も目にしてきま

記事を読む

これからの僕のテーマ「夢をかなえる技術を伝えることと環境づくり」

新年あけましておめでとうございますhttp://views.core-infinity.jp/201

記事を読む

子供に信頼される

> 自信に満ちた人は子供に信用されない。むしろ自信がないことを隠さない方が耳を傾けてもらえる。 >

記事を読む

「屈辱」の映像

> あのころテレビがなくて良かった。あんな屈辱の姿が後世に残ったら、死んでも死にきれません > 森

記事を読む

新聞記事より 「消えた年金」について

「ごめんなさい」と言って調査を打ち切り、    「現状と困難な点を説明」    「自己申告を

記事を読む

お返しする間柄

Rainbow Food III / dos82[/caption] 先日お盆で実家に帰った

記事を読む

「教育の情報化(ICT化)」を横目で見て思うこと

貧困層の子どもたちにパソコンを与えることが、教育問題解決となるのか?http://nge.jp/20

記事を読む

『昨日まで世界になかったものを。』(旭化成のCMシリーズ)

 朝日新聞の「CM天気図」で紹介されていた旭化成のCMです。    旭化成のWebサイト内

記事を読む

Facebook「着想くらぶ」12周年記念イベント2024年末~25年2月に開催

Facebookの着想グループ「着想くらぶ」がはじまって12

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。 (

Vol. 122 [「老害」って人のことを笑えない]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

Vol. 121 [「コーチングのエッセンスを体験しよう」を開催して]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

それは美しいか?

武田鉄矢 今朝の3枚おろし「経営者のアートとサイエンス」(

→もっと見る

  • 「メール通信」読者の方は、体験ミーティング(3,000円/45分)が1回無料です。
  • 素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ
    若狭 喜弘(Yoshi:よし)
    です。

    素の自分をさらけ出せる、安心・安全な場『原点』をまだ持っていない人と一緒に『原点』を創っていくのが、私の役割です。

    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

PAGE TOP
PAGE TOP ↑