「先生」と呼ばれて
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先生と呼ぶから生徒になる。
先生と自称するから先生になる。
先生と呼ぶことで、呼びかけた人の学びが大きくなるのであれば、それも一つだろう。
でも、先生臭さが身についてしまったら、よくないだろう。
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【解説】
●先生と呼ぶから生徒になる。
「先生」と呼ぶと、自分の可能性、上限がその「先生」レベルになる。
あなたは、もっともっと可能性のある存在です。
●先生と自称するから先生になる。
「先生」と自称することで、責任を引き受ける。
でも、「先生」は「教える人」で、「先生を超える人を育てる人」ではない。
●先生と呼ぶことで、呼びかけた人の学びが大きくなるのであれば、それも一つだろう。
「先生」と呼ぶことで、「生徒」が肩の荷を軽くして学びやすくなる、というのはある話。
「先生」と呼ぶことで、「その人」との関係を馴染みのあるものにして、学びに集中することはできるだろう。
けれど、かつての「先生」-「生徒」の関係以上の学びを得ることができない。
「学び」というのは、想像以上に主体的なもので、身近な例から考えてしまうもので、自分の責任に直面するものである。
だから、とても苦しい。
でも、だからこそ、学ぶ意味を理解できるし、自分の生活や生き方に役立てることができる。
最後に。
●でも、先生臭さが身についてしまったら、よくないだろう。
「先生臭さ」からイメージされるものは?
偉そう、「教える」立場、何でもわかっている風
学びのレベルは下がるよね。
でもそれは、いわゆる「先生」側の問題だし、「生徒」側の問題。
「学ぶ」ってどういうことか、知らないだけ、体験したことがないだけなんだ。
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