ダメ出しできついのは、本心からそう思っていると知った時
公開日:
:
et cetera-life
植松努さんのFacebookページの記事です。
『吃音の実験の結果
https://www.facebook.com/tsutomu.uematsu/posts/740079339404119 』
親のしつけや謙遜という意図から、こんな風にふるまわれたことがあるよ。
直接言われただけならまだいいとして、
親せきや近所の人に、できなかったことを恥じているという風に話していたのはとても傷ついたよ。
「○○高校には至らなくて・・・」
「東京の方の大学で・・・」
何かを隠すように、ぼやかして話しているのを聞くと、本心がわかるよ。
-------------------
「ダメ出し」は、教育じゃないですね。
家庭は地域によっては、
「それで伸びる子もいる」
「昔の子はみんなそうやって、叩かれて育ったんだ」
「悪いところを直すのが教育でしょ」
「褒めたら天狗になる」
というご意見もあるかもしれないけれど・・・。
でも、そうすることで、本人が良いところを出す機会さえなくしてしまいますね。
内向きで、おどおどして、大人の顔色を窺うような子供は、「伸びる子」にはなれません。
大人が認める「良いところ・長所」は、
本人が「他の子よりも上手」なだけだったりします。
天狗で結構。
自信を持ったら、他人の忠告も適切に聞けるものです。
本人の個性に合わせて、きちんと観察して、褒めたげましょう。
関連記事
-
「気づく」には、「教えてもらう」のは早すぎる
12時間円柱を描きつづけてはじめてわかったこと。「気づく」までにはたくさんの時間がかかるのに、みんな
-
人は意味を考えている?関係を見ている?
AIの弱点は「意味の理解」 東ロボくん研究・新井紀子さん 寄稿記事。 AIは、パターン分析を
-
「前者・後者」探求がさらに進化・深化していることを見て
僕は、以下の向江さんの記事を読んで反省しました。 ガーンと殴られた気分でした。 記事自体は、とて
-
「土と海の汚染と同じ汚染が、自分の身体にも起こっている」
> いま起きている土と海の汚染が、自分のからだの一部で起こっている、ということを誰も語らない >
-
「水清ければ魚棲まず」
> 水清ければ魚棲(うおす)まず > ことわざ (折々のことば 選・鷲田清一) 鷲田さん
-
生徒力あるいは弟子力
■「生徒力」3カ条 《師匠は、とっつかまえろ》 《流儀は、丸ごとのみ込む》 《師匠に、質
-
熊蟄穴(くまあなにこもる)
七十二節季では「熊蟄穴(くまあなにこもる)」です。 熊は冬が来るまでにたくさん食べ、メ
-
学校で、書類を増やすより、授業内容をワクワクしながら変えていくには
> 今の改革は大学にアリバイづくりの大量の文書作成を促すだけで、肝心の授業内容はあまり改善されていな
-
プレゼントする人の心得
贈った側が贈ったものは、 捨てられても、 切り刻まれても、 売られても、 もったいない使
-
「教える」よりも「安全の場をつくる」「学ぶ喜びを体験させる」
塾の先生として、 知って実践しておきたいことだったので、この記事を紹介します。 ~~
PREV :
回路設計会社MGIC(エムジック)の「イーステーション 電気電子実験室」
NEXT :
2014年秋の『リンク・ロボット』はここまできた