Vol. 59 [グランフロント大阪の街開きの日に]
公開日:
:
最終更新日:2013/05/04
Core Infinity 通信
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Core Infinity 通信【Vol. 59】 2013/05/02
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【グランフロント大阪の街開きの日に】
2013年4月26日金曜日、グランフロント大阪(Grand Front Osaka)が街開き
しました。
その日、たまたま大阪で用事があり、たまたま午前中で用事が終わり、滋賀
県内で用事がある夕方まで、たまたま2時間ほど空き時間ができました。
そんな偶然が重なって、グランフロント大阪の見学に行ってきました。
お目当ては、ファッション・ブランドでも飲食街でもなく、
「The Lab. みんなで世界一研究所
http://kc-i.jp/facilities/thelab/activelab/ 」
事前に新聞から得ていた情報は、
・なんでも、企業で研究している最先端を展示し、交流を目指してい
る。
といったものでした。
無料の展示スペースを見学しての印象は、先の記事に書きました。
「The Lab. みんなで世界一研究所」
https://views.core-infinity.jp/?p=737
書かなかったものとして、
・桂米朝師匠のアンドロイド・ロボットに「よくできているなあ」と
感じつつ、「不気味の谷」ってこういうことかもしれないな。
・すべてが電気を使う製品だ。
・「面白い」が、「絶対に必要」というものは無いなあ。
とも感じていました。
「The 世界一展」を見学したら、別の印象を持ったかもしれません。
招待券をいただいたので、会期中(~9月1日)に行ってみようと思います。
※参考:「不気味の谷」とは?
ロボット工学者の森政弘・東京工業大学名誉教授が1970年に提唱した。
人間のロボットに対する感情的反応について、ロボットがその外観や動作に
おいて、より人間らしく作られるようになるにつれ、より好感的、共感的になっ
ていくが、ある時点で突然強い嫌悪感に変わると予想した。人間の外観や動作
と見分けがつかなくなると再びより強い好感に転じ、人間と同じような親近感
を覚えるようになると考えた。
その強い嫌悪感を感じる状態のこと。
(Wikipediaより引用)
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さて本題は、・・・・・
以上は前置きです。
今回行ったのは、「The Lab. みんなで世界一研究所」を見たかったというの
もありますが、
「混雑した時に、人はどのように動くだろうか?」
についても体験しようと思ったのでした。
実は、このような本を最近読んでいます。
「群れはなぜ同じ方向を目指すのか?
By レン・フィッシャー
http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4826901658 」
イナゴ、ミツバチ、鳥、魚といった動物の群れがどのように動くか、という
話が書かれています。
これらの群れには、「リーダー」がいるように思われていますが、
私たちが普通の想像する「先頭に立つリーダー」は居ません。
でも、私たちは、その中に統率された行動を見ます。
グランフロント大阪の混雑する会場にも、リーダーはいませんが、なぜか統
率された行動が見えます。
例えば、こんな場合です。
大人数の人が、通路の左から歩いてきます。
通路の右側からも、大人数の人が歩いてきます。
そんな時、一人ひとりバラバラに混じってしまうかというと、そんなことは
なく、幾筋かの川の流れのようなものができて、その流れに沿って人は動いて
いきます。
そうなるまでには、
・一人ひとりバラバラに互いに避けながら通り抜ける段階
・バラバラだけどギッシリ過ぎて、避けることができずに前にも後ろ
にも右にも左にも動けなくなる段階
・左右からの大人数の塊からもう少しで出られる人が工夫して抜け出
していき、ほかの人が後に続く段階
・人の流れができる段階
などがあります。
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そこで、先の本から引用します。
魚が群れで動く規則は何だと思いますか?
とても単純な規則です。
規則は2つです。
・正面に見える魚の後を追うこと
・横にいる魚と速度をそろえること
それは、こんな欲求からと書かれています。
・前後左右の個体と、等距離を保ち、同じ方向に等速度で動き、衝突
しないように。
・仲間が欲しい。(群れから離れたくない)
イナゴの大群の場合はもっと人間的で、
・仲間と一緒に居たいけれど、仲間に食べられたくない。
という欲求からだそうです。
「衝突する」ということは、「食べる」 or 「食べられる」機会ということ
になります。
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今回の「グランフロント大阪」では、さすがに
「食べる」 or 「食べられる」
という関係ではありませんが、ぶつかったらお互い気分悪いですよね。
背中を押したり、押されたりといったことでも、険悪な雰囲気になります。
ここで大事なことは、このような行動を示すけれども、『リーダーはいない』
ということです。
法則をもう少し付け加えると
・仲間が欲しい。(群れから離れたくない)
⇒ 通路の壁があるので、それ以上離れることができない。
・目指す方向が一緒である。
⇒ 連絡通路上は同じ方向に進みたい。
・周りの人とぶつかりたくない。
⇒ 目指すところに行きたいのであって、いざこざを起こしたい
訳じゃない。
・ベストの歩き方(どうすればできるだけ早く通り抜けられるか)を、
各自が考えている。
⇒ 指示に従っているだけだと、自分に不利益になることがある。
・周りの人と相談をせず、周りの人の行動だけから判断する。
⇒ 問題が起こるとしたら、遠い人ではなく、周りの人とである。
そうしたら、
『 “群れ” として最適な流れができた』
という訳です。
これらは、かなり示唆的だと思いませんか?
人もこんな単純な規則に沿って動くのです。
商売でも、人財育成でも、かなり広く応用できますね。
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一つ抜けていました。
「群れになる規則」は、
『集まっているところに、集まる』
という「正のフィードバック」という規則でした。
大阪で、
「お客さんが大勢入っている店に入れ」
と同じです。
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[余談]
実際には会場では、というか連絡通路では、警備員さんが「左側通行です」
と規則を拡声器で案内されていました。
大阪では、自ら規則を見つけ出すことが好まれ、規則や人の指示に従って動
くことをあまり良しとはしません。
ですが、誰もが初めての場所で「経験」というものがないところでした。
それに、その指示通りに動けば、多少はスムーズに流れるので、多くの人は
従っていました。
それでも、「ズルをする」というか、「自分は今は別」と思う人もいらっしゃ
るようで、警備員さんの指示通りにきれいに人が流れるとはいきませんでした。
まだ極限の状態でないので、「それもあり」とは思います。
それぐらいの「主体性」は、誰にも持ってもらいたいものです。
コンサルタント(Consultant for you)
若狭 喜弘(Yoshi)
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