みんなの中で共通する無意識
公開日:
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最終更新日:2017/02/08
et cetera-opinion
> 「僕はね、集合的無意識にアクセスしたいと思っているんですよ」
(一語一会)映画プロデューサー・作家、川村元気さん 詩人の谷川俊太郎さんからの言葉 より
そのココロは?
~~~~~~~~~
多くの人が感じ、気づいていながら、なぜか表現されていないこと。そこに触れ、形にしていく。
(リンク先より引用)
~~~~~~~~~
「集合的無意識」のことばは知っていたが、意味を考えたことがなかった。
もともとは、ユング心理学の基本になったもので、
「集団に属する個人の意識の奥に潜む、原始から受け継いできた古態的な経験」
(日本国語大辞典)
おそらく谷川俊太郎さん、川村元気さんはそのような、
「集団の中の共通の視点」
ではなく、
「どんなバックボーンを背景に持つ、人種、国、文化、性別などによらないもので、
見えているのにあまりに当たり前すぎて、
意識して見ないと見えてこないもの」
これを拾い出してみんなに提示するのは怖い。
「当たり前」と言われたり、
「極論」「危険思想」と言われたりしそう。
みんなそのことの意味を深く考えずに言葉をやり取りしていても、
言葉を冷静に分析していったら、
とんでもない差別的視点が前提に含まれていたなんてことはある。
そして、分析して言葉にした者が
「ひどいことを言う」
とラベル貼りされてしまう。
でも、だからこそ、詩人や言葉を扱う人にとっては甘美な世界であろう。
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