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僕の提供する教育は?(【オランダ教育に触れるイベントin京都】参加報告)

公開日: : 最終更新日:2016/09/09 et cetera-life, 子供達の学ぶ心

【オランダ教育に触れるイベントin京都】~「自己肯定感」と「生きる力」を引き出す教育とは~
【日程】8月26日 
【場所】株式会社megami 五条オフィス
【講師】石川尚子
https://www.facebook.com/events/1846850488877245/

この講演会に参加してきました。

【受講対象者】人材育成や教育関係、子育てに興味がある方、子育て中のママ対象

となっていて、僕と森元気さん以外はすべて若い女性という、とても素敵な場でした。

受講者のお子さんがレゴで遊んでいて、一緒に遊びたくてたまらなかったことをここで告白します。

~~~~~~~
さて、報告の内容は、

   1.オランダの小学校
   2.オランダの中学、高校
   3.オランダの教員養成

でした。
事実関係については、Webや書籍にたくさん情報があるのでご覧ください。

特筆すべきことと、印象に残った石川さんの言葉、僕が思ったことを下記に記します。

●オランダ 教育の3つの自由
   ①設立の自由(誰がつくっても構わない)
   ②理念の自由(どんな宗教でも構わない)
   ③教育方法の自由(どんな授業をしても構わない)

 最終学年時には全国統一試験がある。
 その試験で一定点数以上でないと進学できない。

●「これからどうする?」「今日はどうだった?」
はじまりにその時間の目的・計画、
終わりに振返りとこれからの課題を考えさせる。
体育や休憩時間に問いかける

●大人が大人の国
「考えられるよね」「自分でできるよね」
「生きる力」「学ぶ力」をつけさせる
自分の特性(好き、嫌い、強み、弱み)を理解し、
自分がやりたいことがわかり、決め、行動する力を小学校の間につけさせる。

●感想
・子供にさせるためには、まず大人。
 親、先生がまずこれらの考え方で行動・実践できていないといけない。
 子供の見本になっているか?

・日本の子供に足りないと思われることは、
   ・自分で自分に許可を出すこと
   ・ダメなところを受け入れること
   ・「学ぶこと」が受け身になっている
 宿題も、予習も、復習もやらされるものなので、できるだけやりたくないし、
 学校の対極にテレビ、ゲームがあり、「仕事が終わったからゲーム」というような、
 まるで「ワーク・ライフ・バランス」を考えるような思考になっている。
 また、「学び」はすべてお膳立てされていて、
 自分の主張は「食欲」と「テレビとゲーム」だけしかない。
 お膳立てにすべて素直に従っていると、宿題もいっぱいあり、寝る時間が遅くなる。

 大人は、仕事を自分で選び取っているか?
 やらされ仕事をしていないか?
 受け身というよりも、普段は何も考えず、仕事を頼まれたときには被害者意識で向き合っていないか?
 自分の心の声を聴いているか?
 自分の心の声に許可を出しているか?

●僕がこれから取り組むこと
・子供に、自分の心の声を聴かせ、心の声に素直にさせる。
・「自分に必要なことを、自ら学ぶ」姿勢を持たせる。
・自分で決めたことを行動させる。「やっぱりやめた」もOK。
・終了時に、「どうだった?この後どうする?次回どうする?」を必ず聞く。

僕が主になって行っているロボプロ講座はカリキュラム、テキストはあるので枠はあるけれど、
実は、これらの問いかけは結構している。
生徒は、あまり意味がわかっていないかもしれないが。

「授業日管理」と「進捗管理」はいつも問いかけている。
連絡なしで休んだり、間違えて別の授業日に来たり、
雑談ばかりでテキストを進めなかったり、
そのくせに誰かの責任、道具の責任に終わってからしたりする。

まず本人が気づくこと。
周りの大人(親を含む)が行動・思考パターンを変える。
この両方が必要だろう。

「やりたいことをする」
と言って、
家族に頼んでロボット教室に来させてもらって、
「何やりたい?」
って聞いたら、
「マリオ」
ってどういうことよ!

本人がこの矛盾に気づかないとね。

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