ロボットの成長は考えなくてもいいから世話を焼ける
公開日:
:
最終更新日:2016/11/10
et cetera-life
> あっ、そうか。自分で動けなければ、誰かに動かしてもらえばいいのか
> 岡田美智男
(折々のことば 選・鷲田清一)
これは「弱いロボット」という、ロボット学者の本からの引用という。
人の動きを助けるロボットももちろん役立つけれど、
人に助けられるロボットも、人の役に立つ。
人は、誰かを助けることで、元気になれるから。
これは善し悪しでもあり。
人は、代わってやってあげようとするんだなあ。
相談には乗るけれど手伝わないとか、見守るだけというのはしない。
答えや結論を教えて、与えて、そのままさせようとする。
相手の人生や成長には役に立たないんだけれど。
だけど、それがエゴだと気づかない。
「やってあげている」から、という理由で、エゴと指摘されて気分を害する人もいる。
だから、エゴなんだけれど。
~~~~~~~
それからすると、
ロボットは相手の人生や成長を考えなくてもいいので、
思う存分世話を焼ける。
何があっても人に大けがを負わせるようではいけないけれど、
この程度の設計の完成度や、
むしろこれを目指す設計があってもいいかもしれない。
~~~~~~~
ロボットが例ではあるけれど、
「ロボットの学習」
「ロボットの成長」
で意味が違うように、
「学習」と「成長」は違うなあ。
関連記事
-
-
アニメ「キャプテン」といっても、「キャプテン翼」じゃなくて・・・
つい先日、かなり昔のアニメ主題歌を聞きたくなってYouTubeを検索しました。 そうしたら、 主
-
-
理科実験で大切なことは何でしょうか?
毎月恒例の、先月末締切の原稿が終わりました。 今回調べたものは、昆虫標本の作り方、脚を広げて作る方
-
-
碇を下ろして根を下ろすこと、動き続けること
> 「根を下ろす」というのは、下からの声を聞き取り続けることで、そのためには舟底をものすごく薄くして
-
-
新年あけましておめでとうございます
新年あけましておめでとうございます コーチングはそのままに、多くの人のお力添えのおかげで
-
-
普段使っている言葉を覚えたときのように、コーチングを学ぶ
「コーチングを学ぶ」のと、「言葉を学ぶ」は同じ。 「言葉」というのは、日本語を話す両親から生まれた
-
-
あなたのサービス心が後輩をつぶす
> 漫画家は漫画の未来のために「原稿料いりません」をしてはいけないのだ。 > 伊藤理佐 (オトナ
-
-
日本では、「ほかの人がしている」ことが「普通」
@chikurin_8th @gamayauber01 「欧米列強もやっていた」と戦前戦中の日本国と
-
-
『日本人が信じるのは「人間」だけ。』
(悩んで読むか、読んで悩むか)みな「日本教」信者、掛け持ちOK 斎藤環さん より この中に、下
-
-
「教える」よりも「安全の場をつくる」「学ぶ喜びを体験させる」
塾の先生として、 知って実践しておきたいことだったので、この記事を紹介します。 ~~
PREV :
美しく散乱する部屋、あるいは多少の散乱ぐらいでへこたれない大らかな部屋
NEXT :
思いが強い人とのコミュニケーション