ゲームの途中を楽しむ
公開日:
:
最終更新日:2014/08/16
et cetera-opinion
お盆で実家に帰った時、甥っ子、姪っ子に遊んでもらいました。
一番上が男(中1)、女(小4)、男(小2)だったかな。
今年は、上の子はスマホでゲームし続けていたので放置して、2番目、3番目の子と遊ぶことに。
この子たちの性質なのかもしれないけれど、『勝つ』ことにこだわらないなあ、と感じていました。
それは、ルールも、最終的な勝ち負けを決めるためのルールではなくて、遊ぶための手順のルール。
『その瞬間をいかに楽しむか』というルールです。
一つは、ボードゲーム「億万長者ゲーム」です。
本当のルールは、最初にお金を稼いで、十分お金が溜まったら、外の世界に出て視点を各都市に立て、株を買い一番稼いだ人が「勝ち」というものです。
ですが、
銀行家から、不意にお金のプレゼントがあったり、
2人のプレーヤーの動きを決めるルーレットを銀行家が回して、同じ数だけ進むとか、
ルーレットの数も銀行家が細工したり。
オリジナル・ルールすぎますが、「そう来るか?」と面白かったのは確かです。
もう一つは、サッカーゲームです。
門扉をゴールに見立てて、プレーヤーとキーパーの1対1の戦いをしました。
これは、ゴールしたら1点は普通ですが、キーパーが5回止めたら1点だとか、気に入った止め方だったら1点だとかで、プレーヤーとキーパーの両方に点数が入るゲームでした。
これも、なかなか面白かったです。
伯父さんは翌日も脛が痛かったりするのですが。
大人って、
「最終的な勝ち負けを決めるルール作りをする」
のですが、それでは、そこに行くまで面白くありません。
それに、大人が食事だ、墓参りだ、帰宅だと中断させるので、長時間かかるルールでは楽しめません。
これは、小学生が面白がれる時間の長さの関係かもしれませんが。
------------------------
でもね。
彼らの発想に驚きながらも、
「このような、人生のある瞬間の楽しみ方ってあるよね」
と思ったのでした。
「厳密な勝ち」「厳密なルール」もあってもいいんだけどね。
私としては、緩い方が面白いと感じるんだよなあ。
関連記事
-
「ヒドーイ」のは誰?
誰が「ヒドーイ」のか、考えてください。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
-
「五輪開催5つのメリット」を考える
まず、 「五輪開催のメリット」と「五輪憲章」 この2つを混同してはいけない。 「五輪憲章」
-
あなたが、わたしに対して反対意見を言うことの権利は命がけで守る
"Persevere" wildflower Pendant / rubygirlcreation
-
Web『女の子はアインシュタインなんか知らなくていい?』から
女の子はアインシュタインなんか知らなくていい?(恵泉女学院大学学長 大日向雅美)http://www
-
到着「商売指南書 新井流」
今日受け取りました。 本当は7日に着いていたのですが、ポストに入りきらずに、郵便局に留まっていまし
-
東京造形大学 2013年度入学式 諏訪学長による式辞
もうすでにご存知かもしれません。 新聞に掲載され、この学長の入学式の式辞を知りました。
-
学校で、書類を増やすより、授業内容をワクワクしながら変えていくには
> 今の改革は大学にアリバイづくりの大量の文書作成を促すだけで、肝心の授業内容はあまり改善されていな
-
Web「被災住民に届かぬ3兆円の恩恵 滞留する復興資金」
Community meeting discussing reconstruction of vi
-
道具は「やっちゃいけない使い方」を最初にされるもの
お詫びと訂正 | ビジネスジャーナルhttp://biz-journal.jp/2016/08/po
-
「反対運動をする自信も勇気もおそらくない、だからこそいまのうちにやらなくては」
> 戦争が起こってしまってから反対運動をする自信も勇気もおそらくない、だからこそいまのうちにやらなく