*

10年先のロボット研究のテーマは何だろうか?

公開日: : 最終更新日:2016/09/05 et cetera-life, 子供達の学ぶ心

東大から世界へ飛躍、自律型飛行ロボ「Phenox」がKickstarterプロジェクトを開始 – GIGAZINE http://gigazine.net/news/20140512-phenox/

ロボット教室関係で、私のアンテナに引っかかって収集した情報のメモ。

上記記事のヘリコプター(自立型飛行ロボ)は、コンパクトだからすごさが軽く見えるが、とてもすごいロボット。

日本のロボットが注目されたり、
その前にロボットを作っている人たちが発想力豊かにさまざまなものを想像しているのはいい。
魅力的。

でも、今の小学生たちが自分たちで作り出そうとする時期、
例えば、小学6年生が高校2年生や大学4年生になる、5年先、10年先に、
彼らが創造性を発揮できる状況が残っているだろうか?
もしくは新たなムーブメントが起こっているだろうか?

設計図通りに造るだけ、その範囲でつい実験をしたり、改良するだけでとどまってほしくない。

でも、
造船業や家電産業のように、大きな伸びがあった業界も、落ちる時期が必ずある。
その期間や落ち方は様々だけれど。

-----------------

スタート時点の話では、
ムーブメントの真っ最中は、というか、そのしばらく前から、
くじけず、人から指さされようが、
好きで、でも周りの目や研究が進まないことに苦しんで、
それでもやり続けている人がいる。

そのような人たちが、大きな満足感と収入を得る。

ただし、きれいごとだけではなく、大きな満足感も、収入も得ることなく途中であきらめなければならない人も場合もある。

そして、科学的成果が出尽くしたら企業の研究室内で、例えば「生産の効率化」を研究する段階になる。

私が小学生の彼らに体験してもらいたいのは、

   「苦しくて」
   「先が見えなくて」
   「世間から評価されなくて」

   『それでもどうしても捨て去ることができないで苦しい思いで研究する』
   『だからこそ、苦しみの中からしか絞り出せない本当のアイディアを生み出す』
   『でも好きなんだ、という根拠のない希望がある』
   『失敗して当然だから、どんなことでもやる』

できることならば、戦後の日本が焼け跡から経済成長してきたような、そのような体験をしてもらいたいと、私は思うのである。
その経験は、きっと彼らの「生きる力」の育成に役立つから。

それを思い悩んでも、だからといって、研究の進歩を今のままとどめることはできないし、良いことだとは全く思わないので、仕方ないことだけれど。

ということは、気づいてしまった私は、今よりもっと大きな夢の種をまかないといけない、のか?
答えがわかっているわけではないので、「今よりもっと大きな夢の種」を発見できる、創造性を発揮できる環境づくりをしないといけない、のか?

Follow me!

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ケガをしない身体のこなし方の習得には?

新聞記事がありました。 手首守れ、大谷流死球のよけ方 内角球、背中見せるように上半身回転htt

記事を読む

生徒がインターネットで調べて、「あれ?」 「単純に信じちゃいけないぞ」 と思ってくれれば本望です。

先月末の原稿のために勉強したこと   尿素結晶の結合方法、結晶結合の種類、ミョウバンの化学式と

記事を読む

淀むと朽ちていく

tumbledown barn / kingstongal[/caption]  廃村の廃屋

記事を読む

船出しよう

■船は出ているのだから、後戻りはできない (一語一会)ピアニスト・作曲家、西村由紀江さん 母の佑子

記事を読む

そこからスタート

> 明るみに出ていることの裏にも重要な事実があり、原則には例外があり、できごとには背景がある。 >

記事を読む

ホーバークラフトを作れなかった

小学生のための「理科実験教室」のまとめを毎月末にしている。 ~~~~~~~ 知っているようで

記事を読む

大学は、「分かりきらないところをなんとかヤリクリして筋道を見つけていく」ところ(続)

哲学な日々 考えさせない時代に抗し 野矢 茂樹 より。 ~~~~~~ 教師は(高校

記事を読む

勉強するってこういうこと・・・アリの研究を例にして

大学・・・・だけじゃないけれど、研究することの面白さを紹介しよう。 「勉強する」って、すでにわかっ

記事を読む

ロボット教室の生徒諸君。その3

ロボプロ講座2年目冬タームをどんどん進んでしまった生徒諸君へ 宿題です。 「次回まで

記事を読む

枕もとで大騒ぎする思いやり

> 鼠骨(そこつ)来る 共に午餐(ごさん)をくふ > 鼠骨去る 左千夫義郎蕨真(さちおぎろうけつし

記事を読む

Facebook「着想くらぶ」12周年記念イベント2024年末~25年2月に開催

Facebookの着想グループ「着想くらぶ」がはじまって12

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。 (

Vol. 122 [「老害」って人のことを笑えない]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

Vol. 121 [「コーチングのエッセンスを体験しよう」を開催して]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

それは美しいか?

武田鉄矢 今朝の3枚おろし「経営者のアートとサイエンス」(

→もっと見る

  • 「メール通信」読者の方は、体験ミーティング(3,000円/45分)が1回無料です。
  • 素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ
    若狭 喜弘(Yoshi:よし)
    です。

    素の自分をさらけ出せる、安心・安全な場『原点』をまだ持っていない人と一緒に『原点』を創っていくのが、私の役割です。

    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

PAGE TOP
PAGE TOP ↑