「アイスブレイク」と「ブレイク・ジ・アイス」
公開日:
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et cetera-opinion
「事務局運営のコツ for coach, consultant and counselor
(http://hito-to-ikimono.way-nifty.com/)」
に書いていた記事の再掲です。
(初出は、2007/11/02 10:00)
~~~~~~~~~~~~~~~~~
皆さんは、「アイスブレイク」と「ブレイク・ジ・アイス」という言葉をご存知ですか?
若狭が最初に知ったのは、「ブレイク・ジ・アイス」でした。
記憶に残っている範囲で記すと、・・・・・
パーティなどで数人で話している時に、エアポケットのように話が止まってしまうことがあります。気に入った仲間内同士でもです。もっとも、パーティですから、普段話さないような方と楽しい時間を過ごすのが大人というものですが。
余談は横においておいて。
そんなエアポケットの状態を「アイス」と例えて、皆が楽しく話をしやすい雰囲気を作ろうとすることを「ブレイク・ジ・アイス」といいます。
そのネタは何でも良くて、くだらないジョークでも、手品でも、何でも許されます。パーティに出席するためには、ジョークなどのネタを仕込んでいくのもまた大人のたしなみだそうで。
新装版 おしゃべり用心理ゲーム,2006,パキラハウス
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)
の宣伝に、
『気まずい沈黙や話し相手との緊張を「ブレイク・ジ・アイス(氷を溶かす)」する』
と書いてありました。
そんな「ブレイク・ジ・アイス」が若狭の常識でした。
ところが、コーチングを学び始めると「アイスブレイク」が出てくるんですね。
似たような単語が同じだからおよそ想像がつきましたが、いつの時点で使うかというと、「最初」だというんですね。
アイスブレイク
アイスブレイク(アイスブレイキング)とは、会議やセミナーや体験学習でのグループワークなどの前に、初対面の参加者同士の抵抗感をなくすために行うコミュニケーション促進のための2人以上で行うグループワークの総称。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より
アイスブレイクの目的は、"抵抗感をなくして"、「声を出す」「自分を出すことを思い出す」「気持ちを前向きにする」「参加している実感を持つ」「場の雰囲気を和らげる」ことなので、グループワークだけではなく、小話でも、小さな質問でも、何でもいいとは思うのですが。
最初は驚きましたが、今では慣れました。
近い言葉でも意味や遣われる状況にはかなり大きな違いがあるものです。
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Comment
ふむ。私の認識では、アイスブレイクは最初だけでなく、固まった雰囲気を感じればいつでも使います。ブレイク・ジ・アイスって初耳でした。
ふむ、アイスブレイクはしつづけるものと、、おもっておりますが、、(*^^)v
大迫さん、本間さん、コメントありがとうございます。
そうですね。
場の空気を変えるとき、それはいつの時点でもですね。
2時間でも、4時間でも、8時間でも、最初に限りませんね。
雰囲気が固い時、発想の自由度が低くなってきたとき、休憩後、眠くなってきたとき、シャープに一言一句受け取ってもらいたいとき
これらの時には、アイスブレイクをしますね。
言葉のトーンを変えることで、空気を変えることもよくやりますが。
埋もれていた古い記事を発掘してきてそのまま載せたので、「あちゃ」と思っています。
手を抜いたつもりはないですが、丹念な仕事をしないといけないですね。
それはそうと、
私は、最初のアイスブレイクは「ウォーミングアップ」と言うようにしています。
「アイスブレイク」って、どこか講師側の都合からくる言葉ような気がしています。
「アイスブレイク」って、コーチング・トレーニングを始めてから出会った言葉です。
勉強会などの最初に、講師の人が「今日のアイスブレイクは・・・」と言われて、何のことかわからなかった記憶があります。
改めて考えると、いわゆる業界用語なので、参加者に向けて言っちゃいけない言葉のように思います。
いえいえ、(*^^)v。ちなみに、NPO国際ファシリテーション協会では、2000年の設立のころから、、アイスブレイクは”最初だけ”なんてことは言ってないのですが、書籍によると、アイスブレイクゲーム集ってあって、最初にするものってのはみたことがあるので、、その混同で、書かれた書籍もあるかと、
ウィキペディアの記述は、記事に書いたまま変更されていないですね。
もっとも、「書きかけの項目」だそうですが。
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アイスブレイク
アイスブレイクとは、会議やセミナーや体験学習でのグループワークなどの前に、初対面の参加者同士の抵抗感をなくすために行うコミュニケーション促進のための2人以上で行うグループワークの総称。アイスブレイキングとも。
少人数でのゲームがよく用いられる。
関連項目
ファシリテーション
ワークショップ
参考文献
堀公俊 『ファシリテーション入門』 日経文庫。
本間さんへ。
WikiPediaって、影響力が大きいと思うので、NPO国際ファシリテーション協会として適切な説明文を作成して載せていただけると嬉しいなぁ、・・・・・・と火をつけてみる。
出展をつけないと、、最近 WikiPedia なっとくしてくれないので、、書籍化準備中。日本ファシリテーション協会より、うちが古いといっても、WikiPediaが納得するかしら?
納得させてください。(笑)
それに、調べる側からすると、「適切なことが載っている」ってことの方がよほど大切です。