Vol. 60 [くれない族]
公開日:
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Core Infinity 通信
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Core Infinity 通信【Vol. 60】 2013/06/05
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【くれない族】
えらく古い流行語から始めました。
生きる『原点』を一緒に創るコーチの若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
「くれない族」
この言葉が、あるとき思い浮かんだんですが、どこで聞いたことがあったの
かわかりませんでした。
調べてみたら、1984年のテレビドラマ「くれない族の反乱」というのがあっ
たのですね。
私が大学に入った年です。
そう思うと、そんなに昔じゃないですよね。
(若い人は相手にしない!!)
「”新”くれない族」は、石渡嶺司氏が定義した言葉だそうです。
どちらにしても、
「~してくれない」という言葉をよく使う人
のことです。
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(以下の例は、個人が特定されないよう変更を加えています)
なぜこんなに古い言葉を思い出したかというと、研修でこのようなやり取り
があったからです。
「売上アップのためのもっと効果的な聴き方、話し方」
というテーマで研修をした時でした。
セミナーの最後に、このような時間を持ちました。
これから、今日学んできた「聴き方」「話し方」の実践をしていただ
きます。
話す内容よりも、「聴き方」「話し方」の実践をしてください。
話すときには、心を込めて伝え、
聴くときには、「この人には実現する力がある」「この人は、常に最
善を尽くしているんだ」と思い、応援する気持ちで聴いてください。
話すテーマは
『あなたは、この研修で、今後何を学びたいですか?
講座への要望ではなく、自分が講座を受講した結果、
変えていきたいこと、実現したいことを話してください。』
としました。
~~~~~~~~~~~~~
※参考:どのような方が受講されているか?
私は、中小企業の従業員さんが集まってこられる研修の講師をしています。
その研修は、毎日昼間に開催されています。
企業会員制ですので、限られた企業から来られています。
また、従業員さんが希望する講座のみに参加される企業もあれば、
送り出す企業から「仕事がない日は必ず研修に行け」と指示が出ていること
もあります。
~~~~~~~~~~~~~
どのような発表があったと思われますか?
大きく分けて、2種類ありました。
一つは、「○○といったことを教えて欲しい」
「○○の講座で学びたい」
まさに、「くれない族」でした。
「教えてくれ」
「教えてもらえてないからできない」
「そのテーマで講座を提供してくれないから学べない」
こんな、内なる声が聞こえてきました。
「くれない族」の言葉を聞いて、
実は、最初は、そのような心積もりがなかったので、何を話されているのか、
日本語としてはわかっても意図が理解できませんでした。
ある程度話を聞いて、チューニングを合わせてやっと理解できました。
本来、このような内容のフィードバックしたらよかったですね。
『本当に学びたいことだったら、自分で学んでください。
自分で学んだ上のことだったら、どこまで学んでいて、研修では何を学
びたいのですか?
それを教えてください。』
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もう一つは、私が話してもらいたいと思っていた以上の内容でした。
できるだけ忠実に、でも個人が特定できないように記します。
「最初は無理やり参加していたので、せっかくだからと思い、完全に理解し
ようと一言一句にこだわって聞いていました。
しかし、回を重ねるにしたがって、そのこだわりを捨て、講座の内容と自
分自身を重ねて考えるようになりました。
仕事のための研修ではありますが、 “すぐに役立つ技術” というのはそれ
ほどなく、講座の中で伝えられる多くの情報の中から “自分に必要なもの
を選びとる” ことが大切だと理解しました。
受講中に関心を持つポイントは、講座の内容全部ではなくほんの一部でも、
自分自身について考えられることに注目することです。
もし、講座の内容に得られることが全く無いようであれば、ほかの受講生
の仕事ぶりや考え方など参考になることを学びとるようにしました。
そうしたら、研修の時間中もそうですし、職場でも、自由にいられるよう
に変わってきたのがわかりました。
また、仕事のための研修ではありますが、職場だけでなく、すべての場で
”充実して生きる” ことが、結果的に職場での貢献力を高めることになると
今は思っています。
その意味で、 “充実して生きる” ための考え方や方法を学んでいきたいで
す。」
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私は感動して聞いていました。
「この視点で答えてもらいたい」と思っての設問でした。
私にとって、完璧以上の答えでした。
私は、これをずっと伝え続けてきました。
スキルを教える形を取りながら。
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もともとの発表テーマの意図を改めて記します。
今回の発表テーマでは、こんなことを考えていたのでした。
●ある学びたいテーマがあったら、研修で学ぶのではなく、研修を視
点を広げるために使う
●日常で本などを読んで学び、研修の時間中には実践トレーニングを
する
●研修をカタログを見るように、学びたいテーマを探すために使う
研修を受身で受けただけでは、実生活の役に立ちません。
こんな意味合いで考えていただきたくて、「何を学びたいですか?」と問い
かけました。
「自分の今の関心事」であり、「研修の使い方」、「学びたいことの決意表
明」を聞きたかったのでした。
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ここまでお読みいただいて、いかがお感じでしょうか?
今の社内、社会に「くれない族」は多くありませんか?
「問題解決」には一所懸命で、忠実ではありますが、
問題 ⇔ 問題解決
の間だけで時間を過ごしている人がとても多くはありませんか?
「学ぶ」という意味がとても狭い人はいませんか?
その結果、手っ取り早い解決法や「正しいこと」を知りたがったり、今の職
場の人間関係の調和を優先するあまり新しいことを受け入れなかったり、といっ
た症状が出ていると感じます。
ですが、
私も、他人のことは笑えません。
会社員時代には、こんな幅広い視点を持てませんでした。
その一瞬は精一杯だったけれども、恥ずかしさを感じる過去の姿です。
あなたのこれからのことを考えましょう。
何が変われば、
何を変えれば、実現するでしょうか?
それとも、変わる必要、変える必要はないでしょうか?
今の時勢にそんなことは無理でしょうか?
今回綴ってきた体験は、「仕事がない時には研修に行って来い」って言葉と
しては穏やかに書いていますが、助成金を受け取れるので企業が研修に送り出
している面もあり、経営的に余裕のある会社の従業員さんのお話ではありませ
ん。
そのような会社でさえ、このような成果が出ています。
まだ私の意図を受け取っていただいている人数は少ないように感じますが、
最初は0%でした。
それと比べれば、大いなる変化です。
いや、少ないというのも正しくはありません。数割はいらっしゃいます。
今後のこのグループの変化を楽しみに感じています。
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さて、
あなたは、「くれない族」をどうしますか?
あなたが「くれない族」ではないとしたら、どのように働きますか?
あなたは、どのように人生を充実させて仕事に活かしていきますか?
一度お考えください。
私が、話し相手になりましょう。
生きる『原点』を一緒に創るコーチ
若狭 喜弘(Yoshi)
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