*

「ヒドーイ」のは誰?

公開日: : et cetera-opinion

誰が「ヒドーイ」のか、考えてください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
①昔ラジオを聞いていたら、女性がゲストで出演されました。
「女性の権利を守る」活動をしている人だったと記憶しています。

その女性が、ラジオのパーソナリティとこのような会話をしました。

女性「女性の賃金は低いと思いますか?」
パーソナリティ(以降、パ)「実際に低いと思いますよ」
女性「(突然切れて)そんなことを言っているから駄目なんです。何も変わらないんです」
パ 「事実がどうかを聞かれたので、そう答えただけで、・・・・」

その後、パーソナリティは、そのコーナーの時間が終わるのを心待ちにするような声になった。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
②高校時代の友だちとの飲み会で。
ある2人の女性の会話。

女性1「高校時代、○○ちゃん、△△君から告白されて、『気持ち悪い、生理的にダメ。どうしよう』と言っていたよ」
女性2「ヒドーイ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

①、②どちらの場合も、「ヒドーイ」と感情の矛先にされたのは、
①の場合は「パーソナリティ」、②の場合は「女性1」です。

本当にひどいのは、
①の場合は今の各企業だし、①の場合は「○○ちゃん」です。

単なる話のネタにするつもりではなく、
①の場合は「社会が変わらないと」と思っているし、
②の場合は「○○ちゃんの言葉遣いと、言い方は、人としてしてはいけない」と思っているのです。

つまり、そんな状況は言い方を変えたいと思っている人が、

「事実をきちんと認識するために」

話しているのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

橋下大阪市長の場合、「必要性が高い話題であるか」「内容」「言い方」「タイミング」で適切だとは思いませんが、
心を入れ替えて行動を変えなきゃいけない当事者からも

「ヒドーイ」

と言われている状況です。

橋下市長って、ロジカル思考の人だから、

「この言葉を普通に考えたら、こんなことを言っているよな」

ということがわかる人です。
感情のジャッジが入らない人です。

政治家なんだから、そのまま口に出せばいいというものじゃありませんが。

みなさん、苦情や文句を言う先は、橋下市長じゃないですよ。
もし、苦情を言うとしたら、

「戦争を起こした者」
「戦争がそういうものだと理解していなかった者」
「そういう事実を引き起こした関係者(例えば、当時の政府や軍など)」
「証拠を残さないように運用した関係者」

です。

「戦後生まれなので、私には責任ありません」などと言うのは、愚かなものです。
赦しを請うものの態度ではありません。

橋下市長に文句を言えるのは、

「せっかく適当に誤魔化してほとぼりが冷めた頃にやろうと思って
きたのに、そんなにはっきり言われたら、世間から警戒されて何
もできなくなるじゃないか」
と思っている、利害関係者

かな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この問題に深入りしたくないのですが、大阪弁護士会の懲戒請求ことなど、問題の本質の議論がちっともされていないので、三度記事にしました。
問題の本質とは、「歴史上の事実」です。
見たくないこと、政府の公式の書類が無いことも多々あるでしょうけれど。
誠実な証言者の言葉を積み重ねていくしかありません。

Follow me!

Facebook にシェア
LinkedIn にシェア
[`evernote` not found]
このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

「コンピテンシー」余話

Measure Competency Importance for Each Role / den

記事を読む

おそらく人間の大多数は戦を望んでいない

「折々のことば」より ~~~~~~~ > 平和のときには子が父の葬(とむら)いをする。しかし

記事を読む

東日本大震災3年目の日に

Praying Gopher / danelow[/caption] 3年前のあの日、 今

記事を読む

Web「被災住民に届かぬ3兆円の恩恵 滞留する復興資金」

Community meeting discussing reconstruction of vi

記事を読む

海外の人が、日本の大歌手の歌を上手に歌ったら何を感じる?

今、KBS京都ラジオを聴いていた。 大友良英さんの番組。 ~~~~~~~~~ 今、南米らしいの

記事を読む

Webの紹介『差別の種』

記事を紹介。 『差別の種  https://note.mu/harukazechan/n/nc

記事を読む

「他人に与えてもらう夢は『娯楽』と呼ぶ」

岡野由美さんの「ぼんぼんすふぃあ」を読んでいて、 ポン、と膝をたたいたことがある。

記事を読む

道具は「やっちゃいけない使い方」を最初にされるもの

お詫びと訂正 | ビジネスジャーナルhttp://biz-journal.jp/2016/08/po

記事を読む

まっとうな言葉

> 詩人は……「あ」が安いから「あ」をたくさん使おうとか、「ら」が高いから「ら抜き」言葉で書こうとか

記事を読む

新聞記事より 「消えた年金」について

「ごめんなさい」と言って調査を打ち切り、    「現状と困難な点を説明」    「自己申告を

記事を読む

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。

デイタイム・ショート・コーチングの感想をいただきました。 (

Vol. 122 [「老害」って人のことを笑えない]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

Vol. 121 [「コーチングのエッセンスを体験しよう」を開催して]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

それは美しいか?

武田鉄矢 今朝の3枚おろし「経営者のアートとサイエンス」(

樹木希林さん

【樹木希林さん】  亡くなって1か月半にもなって、それも

→もっと見る

  • 「メール通信」読者の方は、体験ミーティング(3,000円/45分)が1回無料です。
  • 素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ
    若狭 喜弘(Yoshi:よし)
    です。

    素の自分をさらけ出せる、安心・安全な場『原点』をまだ持っていない人と一緒に『原点』を創っていくのが、私の役割です。

    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

PAGE TOP
PAGE TOP ↑