「歌をありのままに詠み、ありのままに楽しむ」
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最終更新日:2016/12/22
et cetera-life
> 歌ノ本體(ほんたい)、政治ヲタスクルタメニモアラズ、身ヲオサムル爲ニモアラズ、タヽ心ニ思フ事ヲイフヨリ外ナシ
> 本居宣長
(折々のことば 選・鷲田清一)
「歌をありのままに詠み、ありのままに楽しむ」
「歌」はおそらく和歌のことを指すのでしょうが、
引用した個所からは、
歌の本質を言い、
民衆の戯れ歌も含めて認めているように思えます。
ただし、わざわざ『「政治」や「(儒教的な)正しい行い」のためではない』
と書かれているのを読むと、
その時代か、もしくは研究の中で、
「政治」や「正しい行い」のために『歌』が作られ、歌われてきたことがあったのを皮肉るつもりや
また
歌を心のままに詠んでいいとする太平の世である空気も漂ってきます。
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