ネット上にさらす人は、もっと相手を選んでもらいたい
公開日:
:
最終更新日:2016/08/24
et cetera-opinion
高取しずかさんのFacebook投稿
https://www.facebook.com/shizuka.takatori/posts/1078323745583482 より。
「先日のフォーラムで、勇気を持って発言してくれた高校生が、ネットで炎上し、揶揄され住まいまで、特定されてしまっています。」
からはじまる高取さんの文章は、ぜひ読んでいただきたい。
~~~~~~~
ネット炎上させる人
(気に食わない奴と思って、調べた個人情報をネット上にさらす人)
は、なんでそんなことをするのだろう?
「炎上させる」というよりも、
「自分の調査能力の高さを競っている」としか思えない。
「自分が攻撃しても、少なくとも反撃して来ないし、
間違っていたときでも、自分が攻撃される立場にはならない」
こんな時に、
「自分の調査能力の高さを競い合う」
ことになる。
それが「日本人の誇らしい性格」だ。
ということにしておこう。
やっていることの下品さ・品性のなさはともかく、
「一般市民レベルでの技術の高さ」は誇ることができるだろう。
(「識字率の高さ」を誇りに思うのと同様に)
~~~~~~~
でね。
「自分がさらされる、弱者側になる時が必ずある」
という想像力が少しもないのが気の毒。
人は必ず年を取って、できることが少なくなっていくものだし、
年齢に関わらず、事故や事件、病気などで障害を負って、
立場が変わることはよくある話。
また、法律で禁止されているからというのではなく、
自転車や自動車を運転しながら、もしくは歩きながらスマホや携帯電話を操作する人、
夜になってもライトを点けない自転車、
酒を飲み終えて数時間後に車の運転をする人
「大丈夫だ。できる」
「今まで大丈夫だったから」
「少しくらい」
で、やっちゃう人もいる。
弱者かどうかはわからないけれど、
ニュースに載ったり目立ってしまうと、攻撃の的になる。
それも引き受けているのだろうか?
~~~~~~~
もし攻撃することが「正しい」ことであったとしても、
もっと大きな敵
もっと時間をかけて調査しないと事実関係がわからない相手
を相手にしてもらいたい。
そうでないと、
それは「単なる気晴らし」
「時間の無駄遣い」
でしかない。
攻撃する相手は大きな相手に限定している
ウィキーリクスやアノニマスのような集団にまとめ上げたらどうだろうか?
リンク先のリンク先に「義憤にかられて」
という言葉があったが、
「義憤」
をそんなレベルで使っちゃもったいない。
と思ったのでした。
でも、もしかすると、
「さらす人」は、実生活でも他人に気をよく配っていて、
困っている人を助けているのかもしれない。
無関心な人はどこでも無関心、
気を配って気づく人はどこでも気づくからね。
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