Vol. 57　[成熟している？いえいえ、まだ成長できます］

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　　Core Infinity 通信【Vol. 57】　　　2013/03/20
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　『原点』を一緒に創るコーチ 若狭 喜弘（Yoshi：よし）です。
　『Core Infinity 通信』を引き続きご購読いただきましてありがとうござい
ます。

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　ご無沙汰しています。
　２月の発行をすっかり忘れていました。
　Facebookには、何かしら書いていますので、よろしければご覧ください。

【成熟している？いえいえ、まだ成長できます】

　何が驚いたって、カメラの進歩です。

　いきなりで失礼しました。

　先日、と言っても１か月くらい前になりますが、梅田のヨドバシカメラに時
計の調整をしてもらいに行きました。
　金属ベルトを腕の太さ程度に短くしてもらうだけですので、30分くらいお店
で待ちました。

　座っているのも何かもったいなく感じたので、店内を散策することにしまし
た。

　そして、禁断のカメラコーナーへ。

　なぜ禁断かというと、
　どうにも、「これぞ」という写真が撮れなくて、だからといって撮る技術を
一つ一つ磨いていくようなことをしません。
　断定するような威張れることではありませんが。
　そこで、つい、カメラという道具に期待して欲しくなっちゃうんです。

　潤沢に使える資金があればともかく、
　超緊縮財政「カメラよりも食べることが先」という状況ですので、
「目に毒」のカメラコーナーには足を踏み入れないようにしていました。

　お店だけではなく、インターネットでも、意識して認知しないようにしてい
ました。

　で、カメラコーナーに入った訳です。

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　思わず、

　　　　「カメラも、まださらに進歩する余地があったんだなあ」

　と感じました。

　その時に見せていただいたのは、コンパクトデジタルカメラです。

　　　　・FujifilmのXF1
　　　　・OlympusのSTYLUS TG-2 Tough

　どこに驚いたかというと、

　　　　・広角20数ミリをリコーが出して、他社も追随したが、さらに広角に
　　　　　なっていた。
　　　　・かつては接写1cmだったが、今はレンズを対象にくっつけたままピン
　　　　　トが合う。
　　　　・小さなものまで写せるようになり、例えば印刷文字や下地のドット
　　　　　までくっきりと写る。ミジンコも撮れるという。
　　　　・レンズの周りにLEDライトがリングストロボとしてついている。接写
　　　　　しても、対象が暗くなることはない。
　　　　・ケーブルを刺さなくても、充電できるし、データを外に出すことが
　　　　　できる。

　大変な驚きでした。
　もちろん、レンズの効果については、フィルム時代から今にわたっても、か
つての一眼レフカメラ、今の一眼カメラでレンズを変えればできたことです。
　それが、コンパクトデジタルカメラ１台で、それも５万円以下の価格で実現
しているのです。

　ケーブルを刺さなくても充電とデータを外に出せるというのは、
そりゃ技術としては、「無線充電技術」「WiFiやBluetooth」は知っていました。
　でもそれが、普通に買える値段の製品に使われているなんて、信じられませ
んでした。

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　考えてみれば、「カメラ」を買ったのは、2004年ごろが最後です。
　それ以降は、買ったものを使いこなそうと、これまた誘惑に負けないように
情報に触れないできました。

　10年弱経てばこんなものでしょうか？

　いや、やはり驚きです。

　その時に必要な機能だな、と思うものは他社メーカーも採用していきました。
　例えば、「広角撮影」です。
　比良山地を背景にした風景を撮ったり、セミナー室内を撮るのに便利です。

　例えば、「レンズの交換」です。コンパクト・デジタルカメラサイズでレン
ズ交換可能な物があります。
　「さらに広角」「さらに望遠」のために使います。
　今でもありますが、そのために「コンバージョン・レンズ」を使ったことも
あります。

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　「高画素化」や「モニタ画面のサイズの大型化」には驚きがありません。
　もちろん、技術を高めるには見えない苦労、発明が必要だったでしょうが、
予想できる範囲の進化です。
　そんな期待に応えようと、メーカーの技術者の方は大変な苦労をされている
と思いますが、利用者としてはそんなものです。

　でもやはり、驚かなくてはいけません。
　そんな一歩一歩階段を上るような、レールを通っていくような進歩とは別の
進化がありました。
　「驚き」がありました。

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　実は、カメラは、フィルムカメラもそうですが、
行き着くところまで行っていると思っていました。
　「広角」のようなユーザーが待ち望んでいた機能も、他社はすぐに取り入れ
ることができます。

　そうやって、どこの会社の製品も似通った、いうなれば鉛筆やボールペンと
同じような、

　　　　「何を使うか、ではなくて、どう使うか」

　といった、道具のレベルになったように感じていました。
　携帯電話やスマートフォンのカメラ機能もすごいようですよね。
　下手なカメラよりもよく写るとか。

　それを『成熟』というのでしょうが、「面白みがない」と感じていたのも事
実です。

　それが、こんな「驚き」です。

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　実は、こんなカメラのことをお伝えするのが本稿の目的ではありません。

　　　　『「成熟した」「面白みがない」「工夫しようがない」と感じている
　　　　　こと（仕事、人間関係など）にも、まだまだ自分の力を発揮できる
　　　　　場面があるのじゃないか？』

　と思い、そして、その思いをこの稿をお読みいただいたあなたにも持ってい
ただきたいと思って、綴ってきました。
　「カメラの進歩」は、「当然の進歩」などではありませんよ。
　一本道を進んできただけの進歩では、絶対にありません。

　ただ淡々と、割り当てられた仕事をこなすのも仕事です。
　それを着実にやっていくのも大切なことです。

　でも、割り当てられた仕事をこなすだけであれば、「誰でもできる」のであ
り、あなたじゃなくてもいいのです。
　そして、そんな仕事は面白いですか？
　自分の人生の目的に向かう中で、あなたがやるべき作業でしょうか？

　「淡々とした仕事」を淡々とやっていると、モチベーションが徐々に下がっ
ていきます。
　義務感、金銭だけのための作業となります。

　でも、

　　　　「成熟した」
　　　　「面白みがない」
　　　　「工夫しようがない」

　と思っていることの中にも、

　　　　「さらに進歩する」
　　　　「自分が関わったからこそ進歩させられる」

　ことがあるのです。

　人生にどのように向かい、自分の人生をどのように見るかは、自分で決める
しかありません。

　　　　「あなたは、どのように生きますか？」

※追伸
　あの日以来、「自分が買うならどのカメラかな」と思ってしまう自分がいま
す。
　いろいろ調べて、時間も使っています。
　買っちゃうかもしれません。
　ああ、コワイコワイ。

　　　　　　　　　　　　　　コンサルタント（Consultant for you）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若狭 喜弘（Yoshi）

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