*

Vol. 50 [「超」入門 失敗の本質]

公開日: : Core Infinity 通信

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓
  Core Infinity 通信【Vol. 50】   2012/06/04
〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓
配信解除、配信先変更は、以下のいずれかの方法にてお願いします。
→ このメールにそのまま返信する。
→ https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P69060698
 コンサルタント(Consultant for you)の若狭 喜弘(Yoshi:よし)です。
 『Core Infinity 通信』を引き続きご購読いただきましてありがとうござい
ます。
---------------------------------
《PR》気になったら、すぐにお問合せ(090-6660-6532)
★コンサルタント(Consultant for you)
  http://ameblo.jp/otakara-shain/entry-10930133276.html
★パソコンの【月極めサポート】
  http://ameblo.jp/core-infinity/entry-11217647907.html
★集中力を高める音源【波の音】を差し上げます。
  フォームをまだ用意していません。直接お問い合わせを。
---------------------------------
【「超」入門 失敗の本質】
 この本をご存知ですか?
   「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
   By 鈴木 博毅
   http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4478016879
 あちこちで取り上げられていますので、すでに読まれているかもしれません。
 本書は、タイトル通りの内容です。
 もともと、
   失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)
   By 戸部 良一, 寺本 義也, 鎌田 伸一, 杉之尾 孝生, 村井 友秀, 野中
     郁次郎
   http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4122018331
 という書があり、今回紹介する本の著者の鈴木さんが、この中からエッセン
スを23項目抜き出されたものです。
 この中で特に印象に残ったことが4つあります。
 ①日本軍は、「体験的学習」から戦略の指標を見つけた。
 しかし、勝利に内在する指標を理解せず再現性がないために、
   ・成功体験のコピーに陥る
   ・一点突破、全面展開
 という方法を採用した。
 一方米軍は、「勝利につながる効果的な戦略を選ぶ」。
 常に戦略があることで、勝利の再現性がある。
   ・日本軍の空母・輸送船の撃沈
   ・無意味な戦闘は回避
 という方法を採った。
 ②日本軍は、型の反復訓練、鍛錬・改善により達人を生み出す。
 米軍は、既存の戦闘を無力化する新モデルを生み出す。
 ③日本人は、成功の本質ではなく、型と外見だけを伝承する。
 ④過ちを認め、正しい方向に向かう方向転換は、以下の理由により出来なかっ
  た。
   ●多くの犠牲を払ったプロジェクトほど撤退が難しい
    (損を取り返そうとするギャンブラーと同じ)
   ●「未解決の心理的苦しさ」から安易に逃げている
    (対策を見つけていない状況時に、見つけていない苦しさから逃れる
     ために、問題を考えることを嫌うこと)
   ●建設的な議論を封じる誤った人事評価制度
    (無謀な判断をした者を罰しない、あるいは異論や疑問を差し挟む人
     物を左遷させる)
   ●「こうであってほしい」という幻想を共有する恐ろしさ
    (リスクが起こらない可能性に期待してすべてをかける)
 現在の日本の状況をも説明されています。
 第2次世界大戦当時と現在、同じ日本人だからでもありますが、何も変わっ
ていません。
 ここで、素直に「日本人には、いつ、どのような状況下においてもこのよう
な特性がある」と自覚することから始めるしかないように感じます。
----------------------------------
 ここで、コーチとしての視点、研修講師として企業活動を支える立場として
の視点から、何かをお伝えしなきゃいけないと思うのですが、どうにもまとめ
きれません。
 自分の持っている日本人としての思考や感覚を捨てなきゃいけないと言われ
ているように感じるからでしょうか。
 もちろん、書かれていることは論理的にはよくわかります。
 日本人的思考のパターンとその弱点も。
 それでも、私はコーチとしてお伝えします。
 これからの日本の生きる道として、暫定的に以下の4点を挙げておきます。
    『ゲームのルールを自ら作り出す』
    『メンツを捨て、成功の本質に基づいた戦略を立てる』
    『リスクを隠さない。リスクに正面から立ち向かう』
    『思いの強さではなく、個人の能力によって人事を行う』
 これらが、これからの日本が立つ術です。
 「日本が」というと大きすぎますね。
 「日本に住む私たちが」としましょう。
 「日本に住む私たち」とは、国籍、人種、生まれた国、性別関係なく、「日
本という土地で日常生活を営む私たち」としましょう。
 経済、生きがい、生活満足度、これらは、「日本という土地で日常生活を営
む私たち」が実感するものです。
 「世界から影響を受ける仲間たち」という視点でまとめました。
 上記4点を裏返した現状は、日本人の美徳とされているものです。
 果たして、書いたようなことは実現できるのでしょうか?
 日本では、
 出る杭は叩かれます。
 出過ぎた杭は叩かれても引っ込みませんが、あらゆる方向から叩き続けられ
ます。
 もしくは、他を叩き続けなければなりません。
 例えば、織田信長公のように。
 こんな、二者択一のようなリーダー論、戦略論は、今の時代で捨て去りませ
んか?
 リーダーはもっと合理的なものです。
 戦略ももっと合理的なものです。
 リーダーのもとに集まったメンバーももっと合理的な思考をするものです。
----------------------------------
 救いがあるとしたら、
    ●個人の能力、技能、開発力はとても優秀である。
 です。
 これは、本書でも、歴史的にも例がたくさん挙げられています。
 だからって、「日本人は優秀だ」などという優生思想をもとにした言葉では
ありません。
   ●日本人にも、世界の人物に並ぶことができる優秀な人物はいる。
 という普通のことです。
 ほかの人種、国籍で人を比較して優劣を述べるのは無意味です。
 自分に能力がないことで比較するから、時には勝ち、ときには負けるのです。
 「勝負」「優劣」の価値判断が、『人生の幸せ』から遠ざけているのです。
 個人と集団を区別し、価値判断からも自由になりましょう。
 もちろん、商売、外交、スポーツではルールにのっとって、
 あるときには「唯一の選択肢になり(=単独優勝)」
 あるときには「競争で勝つ」
 ことも必要です。
 「ルールの穴をいかに見つけてズルをするか?」
 ではなく、
 「合理的なルールをつくって、周囲をいかに納得させるか?」
 としませんか?
----------------------------------
 さて、実践には、何に関心を向けていけばよいでしょうか?
 単なる文章としてではなく、
    「何を」「どのように」実践に移すか?
    「障害になりそうなものは何か?」
 これらを常に考えてください。
    『あなたは何をしますか?』
----------------
※補足
 途中で「まとめきれない」と書いた理由は、
   ・意地やこだわりで「やる気」を見せた司令官に指揮を任せて、その方
    面の艦隊や軍団の壊滅を招いた。
 ともあったからです。
 本人のやる気、再チャレンジはとても大切ですが、能力に応じたことをさせ
るのも大事とわかります。
 けれども、「戦の結果は時の運」とも言います。
 結果だけで判断していいとは言い切れません。
 もちろん、
   「勝ちに理由なし。負けに理由あり。」
 として、きちんと分析して合理的判断のもと、再チャレンジするのであれば、
大歓迎なのです。
 もしかすると、日本人に欠けがちなリーダーの特質として、
   『敗因の合理的分析能力』
 を挙げてもいいでしょう。
 ここまで書いて、一つ気づきました。
   『敗因の合理的分析能力』
 といった場合、
   「責任の追及」になり、追及された側は「自分に都合がいい言い訳を述
   べる」
 となりがちです。
 直接の現場の責任者を「責任者」として罰することはよく行われています。
   『敗因の合理的分析能力』
 とは、その背後にある、組織の、もしくはトップの問題をしっかり見据える
ことができない文化が問題なのですね。
 大きな組織になれば、「犯すべからず」レベルのカテゴリーの人が必ずと言っ
ていいほど居ます。
 その人たちの失敗は、咎められることは少ない、ですよね。
 「失敗」と評価される事態となったら、その下の人たちの立場が危ういので、
失敗がなかったことになったり、現場の責任になったり。
 これ以上のことは憶測なので、これくらいにしておきます。
 ただ、そういう組織では、商売、外交、スポーツなどどの分野でも世界を相
手には戦えないでしょうね。
-------------------
※※補足2
 こんなことまで触れなきゃいけないと感づいて、「まとめきれない」と感
じていたのだと、今気づきました。
              「コンサルタント(Consultant for you)」
                    若狭 喜弘(Yoshi)
 このメール通信は、お申込みご登録頂いた方、名刺交換させていた
だいた方にお届けしています。
 毎月第2、第4火曜に、実体験、ニュースや新聞、雑誌、Web上の記事の中
からピックアップした話題について、『コーチの視点で社会を見ると』をお伝
えしてまいります。
 (現在、不定期刊行になっています。)
 Twitter、Facebook、LinkedIn、Google+で綴っています。
   http://twitter.jp/CI_Yoshi
   http://facebook.com/wakasa.yoshihiro
   http://jp.linkedin.com/in/wakasa
   http://gplus.to/yoshiwakasa
 より近いコミュニケーションをしましょう。
※諸連絡:Willcom電話機を解約しました。電話帳に登録していただいていた方は、
 修正をお願いします。
〓〓━━━━━━━━━━━━
《最新情報》
 私(Yoshi:よし)が主催、提供するサービスは、すべて
 『がんばろう日本 三方よしプログラム( http://p.tl/8J5q )』
 に則って被災地支援に役立てます。
★☆コンサルタント(Consultant for you)☆★
 6月期、7月期分のコンサル・ミーティング(全1回~)、体験ミー
ティング(有料)、無料オリエンテーションのお申込みは、
 http://ameblo.jp/inner-nature/entry-10935975284.html
 テーマは、
   「行動・決断をするための情報が欲しい」
   「自分自身の才能(=Gift)を活かして生きる」
   「オープンマインドを身につける」
   「セルフ・コーチングを身につける」
   「ハイ・パフォーマンスを出す」
   「心身を整える」
   「実践的コーチングを学ぶ(簡略版)」
   「コーチングを学ぶ(Coashing Basics)」
   「わかっているのにうまくできないコーチングを改善する」
   「事務局運営を活性化して参加者との関係をより良くする」
   「TwitterやFacebook、ブログをはじめる」
 など。
 Coaching Basics 研修や少人数トレーニング、勉強会については、別途ご
相談ください。
 研修の例
   「フィードバックするだけで相手が変わる」
   「相手の気持ちを知る(ポジションチェンジ)」
   「自分と違うタイプの人とのコミュニケーション法(多様なタイプを知る)」
   「会話の極意(相手を知るには、まず周りのことを質問することから)」
   「沈黙が怖くなくなる聴力向上」
   「ほめる~あなたの気持ちを伝える~」 ほか
★平日夜のコンサル・ミーティング(梅田)
  ・日付:6月7日(木)、12日(火)、21日(木)
      7月3日(火)、20日(金)
      ほかにも可能な日程があります。お問い合わせください。
  ・時間:18:30~20:00
  ・場所:大阪・梅田にて(お申込みの方にお知らせします)
★事務局運営ノウハウをお教えします。
 起業時の事務作業、総務や庶務の仕事、ボランティア団体運営、趣味の仲間
との交流など、すべて「事務局運営」のテーマです。
 チェックシートを無料で配布しています。http://ameblo.jp/core-infinity/
------------------------------------------------------------—
★Cafe Third Place(カフェ・サードプレース)のご案内★
 ~名刺交換も勉強することも目的としない異業種交流会~
 [第22回]
 ・開催日:2012年6月18日(月)
 ・時 間:19:00~20:30
 ・場 所:ホテル ボストンプラザ JFKラウンジ(JR草津駅西口側)
 ・参加費:1,000円(飲食費は別途実費をお支払いください。)
 ・テーマ:今を生きるとは?
 詳細は、http://www.facebook.com/pages/kafesadopureisu/104619209602562
------------------------------------------------------------—
 日本コーチ協会 京都チャプターの例会のご案内
 お申込みは、Webサイト( http://www.jca-kyoto.jp/)をご覧ください。
●6/24(日)例会
テーマ  コーチング基礎講座「質問力」
講師  京都チャプター副代表   真辺 一範氏
□日 時□ 2012年6月24日(日)13:30~16:30
□場 所□ ウィングス京都
□参加費□ 正会員2,000円  一般3,000円
□内 容□ コーチの質問の3つの目的 効果的な質問をつくるための9つのポイント など
〓〓━━━━━━━━━━━━
メール通信をお届けしています。登録はコチラよりどうぞ。
→ https://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P69060698
6月期、7月期 のコンサルティング(全1回~)、体験セッション、無料オリエンテーションを希望される方も上記よりどうぞ。


関連記事

Vol. 66 [目標達成のために、目標にこだわらない]

Teetering Tower / 10413717@N08[/caption] 〓〓━━━

記事を読む

no image

Vol. 18 [象の話、蚤の話]

 「自分らしく100%表現」の 若狭 喜弘「Yoshi(よし)」です。  『Core Infinit

記事を読む

no image

Vol. 7 [お稽古事は大人の嗜み]

 若狭 喜弘(Yoshi)です。  3週間ぶりのご無沙汰です。いかがお過ごしでしたでしょうか?  で

記事を読む

Vol. 116 [わかるようでわからない。コーチがリクエスト]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   Core Infinity 通

記事を読む

Vol. 54 [禅は面白い]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   Core Infinity 通信【Vol

記事を読む

Vol. 70 [ウォルト・ディズニーの約束]

Saving Mr. Banks event at Walt Disney Studios / i

記事を読む

no image

Vol. 25 [価値観バリバリ?]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   Core Infinity 通信【Vol

記事を読む

Vol. 95 [成長と成熟・・・・動的平衡も少々]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   Core Infinity 通

記事を読む

Vol. 74 [チームワークはどこにある?]

Group Weight Lifting and Tug-of-War Event / prash

記事を読む

Vol. 82 [「ごめんなさい、って言いなさい」と脇から言われて困った話]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   Core Infinity 通

記事を読む

それは美しいか?

武田鉄矢 今朝の3枚おろし「経営者のアートとサイエンス」(

樹木希林さん

【樹木希林さん】  亡くなって1か月半にもなって、それも

Vol. 120 [コーチングのエッセンス]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

Vol. 119 [自分をプロデュース]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓

Vol. 118 [リスペクト(respect)]

〓〓━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━〓〓   

→もっと見る

  • 「メール通信」読者の方は、体験ミーティング(3,000円/45分)が1回無料です。
  • 2012年6月
    « 4月   7月 »
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • 素の自分をさらけ出せる場『原点』を一緒に創るコーチ
    若狭 喜弘(Yoshi:よし)
    です。

    素の自分をさらけ出せる、安心・安全な場『原点』をまだ持っていない人と一緒に『原点』を創っていくのが、私の役割です。

    詳しくは、下記プロフィールをご覧ください。
    http://core-infinity.sakura.ne.jp/?page_id=516

PAGE TOP ↑