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「多様性」をどのように活かしていますか?

公開日: : et cetera-opinion

 つくづく「多様性って大事だね」と、牛が反芻するように最近思い浮かんでいます。

 「多様性が大事だ」とは誰もが思っているし、
 「一致団結して事にあたらないと」とも皆が思っています。

 ほんとは、共存する考え方なんですけどね。

 一見すると、これまで生きてくる中で学んできた価値観では『反対』のことを言っているように感じます。
 そして、

    「今が大変な時期だから、一致団結しないと」

 と言い、うまくいっている時には「多様性が許容されて」います。

 これが、何か変だと思うんですよね。

 この言い方だと、

    『多様性は、余裕のある時に多少違っていても、
     あまり問題にならないから、それでもいいよ』

 という程度の受け入れ方です。
 ということは、

    ●一致団結は必須
    ●多様性は「許す」もの

 ですね。
 もったいない話です。

----------------------------

 「群れはなぜ同じ方向を目指すのか? By レン・フィッシャー
  http://astore.amazon.co.jp/hitotoikimono-22/detail/4826901658
  

 から必要な個所を抜き書きをした

    「「群れはなぜ同じ方向を目指すのか?」から、より良い結論を導き出すために必要な多様性のメモ
     http://views.core-infinity.jp/?p=775

 に、以下を引用しています。

 「一致団結」だけの「集団思考」については

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.画一性への圧力---集団の考え方や決定次項に反すると、脅迫あるいは実際に制裁などが行われ、疎外感を抱くようになる。
2.集団内での閉じた思考---これによって、いかなる疑念も合理化できるようになる。
3.集団の過大評価---自分の属している集団は強くて、賢くて、他の集団に比べ道義的に勝っていて、さらには不滅とさえ考える。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 以下の「状態推定問題」とは、「新しい問題にチーム全体で取り組むときのこと」とご理解ください。
 「新しい問題に取り組むとき」は、「チームに多様性が必要」という前提で文章が書かれていますが、
 考えてみれば、
 「新しい問題に取り組むとき」は、一つの思考パターンを持つ人が大勢集まって「一致団結」したところで、何の解決策も見つけられませんね。

 「多様性」が生かされていなくて、
 「今、目の前の新しい問題への解決策が見つけられそうにない時」は、「一致団結」の振りをしている人は逃げ出していきます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
認知的多様性
 状態推定問題に取り組むときに最も有用な多様性は、「認知的多様性」である。
 メンバー全体として、以下の条件を満たす時である。

1.知識の多様性---具体的には、集団内における、問題に関連する知識の領域の幅のこと。
2.視点の多様性---問題の見方が異なっていること。
3.解釈の多様性---問題のまとめ方や分類の方法が異なっていること。
4.問題解決法の多様性---問題に対する答えの出し方が異なっていること。
5.予測モデルの多様性---因果関係の推測のやり方が異なっていること。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

----------------------------

 あるチームで話をしていて、中の2人の考え方の方向性が全く違っていて、溝を埋められそうにないと感じたことがありました。

 思わず、

    「次元を上げるんだ!」

 と叫んでしまいました。

 で、その後ね、考え続けたんです。

    「次元を上げるはいいけれど、どうやって?」

 そのミーティングではいいアイディアは出てこなかったのでした。
 そんなにうまく、欲しい情報はヒョンヒョンとは出てこないやな。

 でも、今日になってヒントが思い浮かんできました。

    『そもそも、そのチームのメンバーが、なぜ、どのような思いで集まったのか。
     何を目的としていたのか。
     それを思い出そう!』

 多様性について、もう一つ抜き出していました。
 多様性を生かした結論を導くには、以下のことが必要でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1.集団内の各人は、向ら進んで考えようとし、また実際にそれが可能で、様々な独立した結論にたどり着かなければならない。

2.問題には明確な答えがあり、最終的には現実と照合できなければならない。

3.集団内の全員が同じ問題に答えなければならない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今起こった問題に答えを出すには、「全員が同じ問題」、つまり、

     『そもそもそのチームが何の目的で集まったのか』

 それを各メンバーの多様性を生かしてそれぞれが答えを出して持ち寄れば、『最善の答え』が得られるはずなのです。

     『相談は、各自が答えを出してから後』

 これも大切です。そうでなければ、各自の多様性を発揮できません。

 日本では、「相談」という名の「パワーを持つ人の意見伺い」が横行しています。
 それでは、本当にいい答えは出ませんし、せっかく多様ないいメンバーを揃えていたとしても、チームとしての力は発揮できません。

 こんな答えにたどり着きました。

----------------------------

 「多様性とはバラバラのことではない」

 そのような意見もありますが、
 私(Yoshi:わかさま)は思います。

 「多様性とは、バラバラのこと」です。

 しかし、

 「全員が同じ問題に答えようと、独自の視点で考え、試し、調査し、責任を持って意見を述べること」

 この条件が必要です。

 それは、「チームの条件」であるし、
 それができないようであれば、そのチームにいる意味はありません。

 「一致団結」って、自分の意見や身体を我慢して、チームに合わせることではないんです。


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Comment

  1. Kumiko Hata より:

    次元を上げましょう♪

  2. 若狭 喜弘(Yoshi:わかさま) より:

    本来、「次元を上げる」とは、より客観的な視点に移ることを言います。
    でも、それって、NLPでいう「ディソシエイト」です。
    自分と違う立場に身を置くことです。

    そうじゃなくって、全員が「アソシエイト」できることを思いだすのも、「次元を上げる」ことになるなあ、と思うのです。
    「アソシエイト」とは、今の自分のこととして受入れることです。

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