Vol. 45　[報連相のゴール］

公開日： 2011/11/25 : Core Infinity 通信

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　　Core Infinity 通信【Vol. 45】　　　2011/11/25
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【報連相のゴール】
　最近、ありがたいことに、お声掛けいただいて、
　中小企業の従業員の方対象のセミナーと経営者との面談の場を設けさせてい
ただいています。
　従業員の方対象のセミナーは、複数の企業の方に１か所に集まっていただい
て、平日は毎日開催されています。
　私（Yoshi：よし）はその内、講師をしておりまして、平均すると毎週１回
ずつ担当しています。
　経営者との面談では、毎月１回お時間をとっていただいています。
　経営者の方の悩みをお聞きすると、「報連相」とお答えいただくことが多く
ありました。
　　　「報連相って大事ですよね。」
　と、その場では「そのとおりだ」と思い、
　　　「セミナーでも、特にお伝えすることになりますね。」
　と返事していました。
　でも、よくよく考えると、そう簡単なものではないことに気づきました。
　「報連相」の大事さは否定しません。
　でも、わかっていて、「なぜできないのでしょうか？」
　別の言い方をすると、
　　　　「なぜ、報連相できていないと感じる人が多いのでしょうか？」
　あなたは現状をどのように見て、どのように考えていらっしゃいますか？
　私（Yoshi：よし）は、まずこのように考えました。
　　　「報連相するゴール・・・何のために報連相するか？・・・が、共有さ
　　　　れていないのではないか？」
　　　「報連相した結果の使われ方を知らないのではないか？」
　報連相する側の人に対して、問いかけます。
　さて、あなたは何のために報連相しているのでしょうか？
　その結果は何に使われていますか？
　知らない場合、それを報連相した相手の人に尋ねましたか？
　報連相を受ける側の人に対して、問いかけます。
　何のために報連相をして欲しいのでしょうか？
　その結果を何に使っていますか？
　それを、報連相してくれた人に話していますか？
　これがわかれば、
　　　　・何を
　　　　・誰に
　　　　・どのタイミングで
　　　　・どのような方法で
　　　　報連相するか？
　　　　そして、その報連相した内容をどのように残していくか？
　は、容易にわかります。
　「何を」については、
　報連相を受ける側の人の立場になってみると、わかります。
　端的に言って、「トラブルへの対処」です。
　単なる問合せへの対応のほかに、苦情対応、役所や発注元への説明を予定し
ていないタイミングでする必要が生じるものです。
　また、進行中のプロジェクトの遅れやトラブルは、締切日になってからでは
対処できません。
　それらの対処のためです。
　以上は、「問題対処」のための「報連相」です。
　では、人間の３種のニーズ「問題対処型」「願望実現型」「探求型」の、残
りの２つについて見ていきましょう。
　新しいことを開発、業務の新分野開拓時の「報連相」は、「何を」伝えるの
でしょうか？
　企業の中で、「願望実現型」「探求型」を考えた場合は、期限無制限で、研
究費も無制限ということはありませんので、ほぼ同じですね。
　　　　・いつできるか？
　　　　・何ができるか？
　　　　・サポートは何が必要か？
　これらのように、「問題対処型」「願望実現型」「探求型」の「報連相」を
見てきました。
　どのように感じられますか?
　報連相することなんて、利点こそあって、欠点はありませんね。
　でも、報連相を適切にできないことが多いのです。
　私（Yoshi：よし）は、さらに考えました。
［報連相を適切にできない原因］
　　　●報連相のゴールが共有されていない。
　　　●報連相の受取り手が、事実だけを受取るのではなく、評価で返すこと
　　　　がある。
　　　　（たとえば、「契約が０件って、駄目じゃないか」など）
　　　●報連相の受取り手が、受取ることができる許容人数をわかっていない。
　　　　（つまり、何人までマネジメントできるか、ということ）
　　　●報連相の双方のコミュニケーション・スタイルが調整できていない。
　　　　（たとえば、優位感覚「視覚・聴覚・身体感覚」が違うと、伝えやす
　　　　　さ、理解しやすさが違う）
　　　●何を報連相すべきだったか、問題が起こってみないとわからない。
　　　　（１時間の間の出来事を、１時間かけて説明することはないので、情
　　　　　報の省略は必ず起こる）
　最初に書きました、
　「でも、よくよく考えると、そう簡単なものではないことに気づきました。」
　は、お分かりいただけたでしょうか？
　報連相の受取り手は、
　　　　「トラブルが起こったときに、判断、説明するだけの情報を持ってお
　　　　　きたいから、常に情報を伝えて欲しい。」
　と思っている訳です。
　責任ある立場上の言葉ですから、最大限尊重します。
　でも、少し上に書いた、「報連相を適切にできない原因」を思い出してくだ
さい。
　「報連相できていない」のは、双方に原因があります。
　それでも、報連相は必要です。
　コミュニケーションがテーマの話です。
　ということは、答えは一つではありません。
　２人の間では１つ、３人の間では４つ（２人ずつ３つ、３人全員で１つ）の
関係の数があり、答えも人の関係の数だけあります。
　あなたは、まず何からはじめますか？
［補足］
　「そして、その報連相した内容をどのように残していくか？」
　については、今回は触れませんでした。
　「報連相」の方法とリンクしてくる事柄です。
　稿を改めて、お伝えします。
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　テーマは、
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　　　「実践的コーチングを学ぶ（簡略版）」
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　　　「わかっているのにうまくできないコーチングを改善する」
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　　　「TwitterやFacebook、ブログをはじめる」
　など。
　Coaching Basics 研修や少人数トレーニング、勉強会については、別途ご
相談ください。
　研修の例
　　　「フィードバックするだけで相手が変わる」
　　　「相手の気持ちを知る（ポジションチェンジ）」
　　　「自分と違うタイプの人とのコミュニケーション法（多様なタイプを知る）」
　　　「会話の極意（相手を知るには、まず周りのことを質問することから）」
　　　「沈黙が怖くなくなる聴力向上」
　　　「ほめる～あなたの気持ちを伝える～」　ほか
★平日夜のコンサル・ミーティング（梅田）
　　・日付：１１月４日（金）、１４日（月）、２２日（火）、２９日（火）
　　　　　　１２月１日（木）、２日（金）、１５日（木）、２０日（火）、２７日（火）
　　・時間：１８：３０～２０：００
　　・場所：大阪・梅田にて（お申込みの方にお知らせします）
★事務局運営ノウハウをお教えします。
　起業時の事務作業、総務や庶務の仕事、ボランティア団体運営、趣味の仲間
との交流など、すべて「事務局運営」のテーマです。
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★Cafe Third Place（カフェ・サードプレース）のご案内★
　～名刺交換も勉強することも目的としない異業種交流会～
　［第１７回］
　・開催日：２０１１年１２月１９日（月）
　・時　間：１９：００～２０：３０
　・場　所：KENT HOUSE（JR草津駅西口側：http://p.tl/RYmf ）
　・参加費：１，０００円（飲食費は別途実費をお支払いください。）
　・テーマ：最近読んでいる本
　詳細は、http://www.facebook.com/pages/kafesadopureisu/104619209602562
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　日本コーチ協会京都チャプターの例会のご案内
　お申込みは、Webサイト（ http://www.jca-kyoto.jp/）をご覧ください。
●１１／２７(日)京都チャプター設立２周年記念セミナー
テーマ　　「人が動く、絆が深まる　コーチングの底力」
講師　　　真辺一範氏、岡田一毅氏、戸田紳司氏ほか
□日　時□　2011年11月27日(日)10:00～16:30
□場　所□　京都テルサ
□参加費□　正会員４，０００円　一般５，０００円
□内　容□
　学んだスキルや考え方を現場で活かし、職場環境の向上や
　収益アップにつなげている方々のナマの声を聞いてみませんか？
　今回の記念セミナーで、様々な事例から
　あなたに合った「コーチング活用法」を見つけてください。
●２０１２年　１／２２(日)例会
テーマ　　成果をあげる専門家としての自分軸
　　　　　　　　～基本理念・自己基盤力～　　
講師　　　岡田一毅氏
□日　時□　2012年1月22日(日)13:30～16:30
□場　所□　京都市内
□参加費□　正会員2,000円　　一般3,000円
□対　象□　弁護士・社会保険労務士・税理士の専門職
　　　　　　建築士等の技術専門職
　　　　　介護福祉士等の福祉専門職
　　　　　　意思決定を促す立場にいる現場担当者・管理職・経営者
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